かなりTwitterを使っている。
お互いにフォローしあっている人は、食べ物や飲み物に興味がある人が多い。
おのずと彼ら彼女らの日々の食事についてのつぶやきを目にすることになり、たびたびそそられる。
それが自分の生活圏でも山手線でも外側だったりすると、その場所に精通した友達に、休日の早い時間からのハシゴ飲み食いを企画していただく。
そうして実現してきた大人の遠足が、谷根千、立石、野毛、鎌倉、蒲田。
で、今回は練馬&江古田。
同行の友達がちょっと前乗りしてエノテカ・アリーチェへ行くというので、便乗。
かなりたくさんの種類のイタリアワインが揃い、見ごたえがある。
隣にレストランも併設。
イタリア食材も販売していて、サラミ類やチーズの種類も豊富。
いくつかのワインがその場で立ち飲みできる。
まずは、泡をいただく。
トラヴァリーノのキュヴェ 59。
友達2人はマテオ・コレッジャのロエロ・アルネイス。
おつまみにアーティチョークと玉ねぎの酢漬け盛り合わせ。
どちらも酸っぱすぎず、ワインに合う頃合い。
サラミ類の盛り合わせは、3種類を2枚ずつのところ、3人なので、2種類を3の倍数枚ずつに。
こちらから頼んだわけではなく、「そうしますか?」と提案してくれる。
そんな気が利く店。
しかも、そのサラミたちが塩分控えめで脂が甘く、美味しい。
次回、レストランにも来てみたい。
最後にみんなで1杯、ペドラ・マヨーレのHYSONY。
そして、本日の目的でもある店、タイ立ち呑み、ひょうたん。
近所在住の方が、頻繁にここで飲み食いしているのが美味しいそう&楽しそうで。
遅れてしまってごめんなさい。
奥の座席を占拠してくれていた。
本日は、総勢8名。
まずは、ネーム。
ちゃんと生々しい。
皆様がビールを飲む中、トマトハイを。
混沌としたメニューが、イイ。
小皿だし、人数も多いしで、料理は各種2~4皿くらいずつ。
イサーンソーセージ。
タイ風さつま揚げ。
レッドカレーペースト入りで、けっこう辛い。
こちらもカレーペーストがかけられたサテ。
ネームをお代わりしたら、半分はかなり辛い唐辛子入り。
パクチーを追加で出してくれた。
常連の案内人さまが頼んでおいたのだそう。
このパクチー高騰の折、ありがたいことです。
単純だが、妙に美味しい。
パクチー&唐辛子入りナンプラーがけの冷奴。
お代わりもした。
おっぱい。
このタレが良いのだ。
やはりタイ料理はタレだね。
豚足は中華スパイスが香る。
これは、魚の皮だったっけ?
私にはちょっと生臭く感じた。
でも、これが好きという人も多いようだ。
パッタイも焼きそばと同じく、つまみです。
ここのタイ料理、どれもちゃんと美味しい。
こういう定番品だと、それが鮮明にわかる。
タイ料理店として美味しい店だ。
立ち飲みだからといって、侮れない。
イサーンソーセージもお代わり。
猛烈に辛いと聞いていたおにぎり。
確かに辛いが、海老味噌が入って、旨いし後をひく。
最初に喉に来て、その後に舌がビリビリと痛くなる辛さなのだが、甘い飲み物を飲んだり、横のきゅうりを食べたりして回復させながら、箸を止められない。
焼酎の抹茶豆乳割りは甘かったが、上のおにぎりには必要かもしれない。
レッドアイでさっぱり。
飲み屋でもあるので、ビール以外の飲み物もバリエーションがある。
空芯菜炒めにほっとしたり。
春雨も、赤い色の通りしっかり辛いが、ただ辛いだけじゃなく、旨味も濃い。
謎のプラスチックケースに入っていた何かの唐辛子漬け。
まるで高麗人参のような苦味があった。
いつの間にやら、外の席まで満員御礼。
同行の方々がTwitterでつながっている近所の飲み友達が、ひょうたんにいることを知って駆け付けてくれたり。
そんなライブ感が楽しい。
スノーマイ(スーノマイ?)。
筍の辛い和え物。
歯ごたえと味付けがぴったりと合っている。
揚げた骨付き鶏肉のレッドカレーペースト和え。
ココナッツミルクがのっている。
揚げたての鶏肉のようで、周りカリっ、中ジュワっ。
ここではホモガイと呼ばれる料理。
ホーモックガイかな?
鶏ひき肉にたっぷりの刻んだバイマックルが入り、蒸してある。
ココナッツミルクの香りと、コク。
人気料理というのに納得。
いやー、楽しかった。
不思議な高揚感がある店。
普通の立ち飲みにいるようなおじさんも常連だったり、若者もいたり。
こういう店が近所にあるというのは、うらやましい。
さて、江古田に移動。
カラフルな階段を上がった2階。
スペイン・モロッコ料理のアランダルースへ。
店内の飾りつけ方が、異国。
案内人さまが予約をしていてくれたのだが、そうでなければ入れなかったであろう盛況ぶり。
まずは白ワインから。
カタルーニャのカ・ネストラッタ・ブランコ。
アンチョビとトマトのサラダ。
アンチョビというよりは、イワシのオイル漬けと呼んだ方が良いようなフレッシュさ。
全て2皿ずつ頼んだのだが、1皿の量がスペイン並に多いのに驚いた。
ミックスサラダも、この通り。
イワシのオイル漬け。
自家製だろう。
身がしっかりしている。
次も白で。
ナヴァーラのオチョア。
待ってました。
タコのガリシア風。
下には茹でたジャガイモ。
このふんだんっぷり、タコのやわらかさ、スペインで食べているようだ。
生ハムもスペインのもの。
ここで、泡を。
ベネデスのモネガール・セルダ・ブリュット。
次回は前菜の量を調整して、クスクスやパエリャなども食べてみたい。
写真がないが、ラ・マンチャの赤、アジョッソ・クリアンサも飲んだね。
さて、ここにもぜひ来てみたかったのだ。
江古田コンパ。
名前からしてイカしている。
2本の長いカウンターがある広い店内。
業態としては、カラオケバーと言えばよいのか。
ノリノリのママと、お料理上手で寡黙な男性が切り盛りしている。
客層も幅広い。
シェイカーを振るのはママ。
これは、江古田の夜だったような?
1人1品、500円のおつまみを頼むことになっている。
で、中には目玉焼きもあったり。
卵好きな方は、目玉焼きを肴にカクテルを。
面白い名前に惹かれて頼んだら、ちょっと甘めのカクテルが並んだ。
揚げ餅は、買ったものではなく、自家製の揚げたてホカホカで出てくる本物の揚げ餅。
やはり市販品とは段違いに美味しいねえ。
レーズンバター。
玉葱サラダ。
どのつまみも、丁寧に作られている。
ママは客をいぢって盛り上げつつ、グラスが空くと、サっと次を聞いてくれる。
人によっては、自然に放っておいてくれもし、巧みだ。
焼きそばもおつまみ。
飲みつつ食べつつ昭和歌謡で盛り上がっていたら、終電間際。
いやー、楽しい店だなあ。
いつまでもあってほしい。
練馬・江古田遠足、またやりませう。
どの店にも、もう一度行きたい。
今回も、案内人さまの常連ぷり、愛されぶりの恩恵を受けた。
ありがとうございます!