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2012年11月23日 (金)

ベガシシリアの会 @ファロ

今回もお誘いいただき、イソイソとファロへ。
9階を8人で独占して、ベガシシリアの会。

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なんと!リリース前の新しい銘柄が2つ!

マカンとマカン・クラシコ。
クラシコの方がセカンドなのだとか。
どちらも2009。

ラベルもまだなく、手書きのものが貼られている。

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そして、ウニコ 1999。

ああ・・・楽しみすぎて震える。

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大きな丸テーブルを囲む。

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この日のもう一つの目玉が、白トリュフ。

箱を開けた瞬間に、部屋中にその芳香が広がる。

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しかもこの大きさ。
拳以上。

イタリアに行っていた方曰く、現地でもキロ600ユーロだとか。
豊作ではないゆえ、高騰が続いている。

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まずはシャンパンで乾杯。

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ルイ・ロデレールのマグナム。

ボトルの大きさで味って変わるもんですな。

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パンはカイザーのですよね?

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牡蠣のジュレ。

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下にクリーム、ほんのりカレー。

ロオジェのレシピ。
やはり美味しい。
来年の再オープンが待ち遠しい。

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ベガシシリアの1本目は、オレムス、トカイ・フルミント・ドライ・マンドラス 2010。

買いやすい価格のワインで家でも飲むのだけど、やはりきちんと管理された状態で飲むと、段違いに美味しい。
そして、何度飲んでも、お得感のあるワインだと思う。

酸味の重要さ。
トロピカル。

ハンガリーのワインというと、甘いと決めつけてしまいがちだが、これはいわゆる甘口のワインではない。

歴史的にワインの産地であったハンガリーが政治的要因により落ちぶれて、技術が衰退してしまったところを、ベガシシリアが長い年月をかけて復興させたのだ。

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さあ、白トリュフ。

スクランブルエッグとホウレン草、白トリュフの香り。

卵だけでなくポレンタが入り、クリーミーな中にプチプチとした歯ごたえ。
ホウレン草は下に。

トリュフと卵の組み合わせは間違いがない。

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オマール海老のグリル、黒トリュフのビネグレット。

ほんのりと酸味でリフレッシュ。
オマール海老は絶妙に半生で、ブリっとしつつトロリ。

黒トリュフは歯ごたえを、白トリュフは香りを楽しむものという意見も。

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ベガシシリアの新しいワインたち。

ロスチャイルドとのコラボレーションで、リオハ。
昔、スペインワインといえばリオハだったのに、以前のキャンティのように品質の低いワインが多くなり、もはや語られることも少なくなってしまった。
それを持ち直させようというプロジェクトだそう。
10年以上の努力の成果が、やっと実を結ぼうとしている。
ベガシシリアには、こうやって時間とお金と労力をかけ、でも納得がいくレベルにならず、お蔵入りしたワインもあるとか。
ワイン全般に対する愛と責任感、ベガシシリアとしての誇りを強く感じる。

セカンドであるマカン・クラシコは、最初からむせ返るような湿気を含んだ香りを発散させている。
南国で食べるチョコレートを思わせる。

マカンは始め、硬いが、時間とともに重さと鋭さのある風味を出し始め、品格の高さを見せつける。

同じブドウで同じ方法で作られたワインが、これほど異なるものか。
やはり畑の違いは大きい(畑も一緒で、区画の違いであることが判明。それでこの違い!?)。
それぞれ、もともとマカン用、マカン・クラシコ用として作られるのではなく、テイスティングにより振り分けられるとか。

この場で初めて飲んだ全員の意見として、どちらも素晴らしく、キャラクターの違いであるのだから、クラシコをセカンドとして扱うのはかわいそうなのではないかと。

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ワインで盛り上がった気持ちをさらに煽るのが、白トリュフ。

目の前でふんだんに摩り下ろされる。

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アルバ産白トリュフで覆われたラヴィオリ。

きめ細やかなポテトが中に入ったラヴィオリに、これでもかと白トリュフ。

ワインとの相性も素晴らしい。

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自家製ピチ、島根産猪のラグー。

ソースの野生味が、この素朴なパスタにぴったり。
滋味豊かなこと。

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さあ、ウニコ 1999。

やはり、最高のワインの一つだ。
いつまでも変化し続け、ヘタれることがない。
洗練されていて、かつ力強い。
優美。

図抜けているな。
ワインがますます好きになる。

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メインはカルガモ。

霞ヶ浦産カルガモのロースト、味わい豊かなソース。

ソースにはカルガモのレバーが使われていて、濃厚。

やはりファロは、パスタのあるフレンチでしょ。

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チーズはイタリア産のものを色々と。
もちろん、完璧なセレクション。

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オレムス、トカイ・アス、5プットニョス。

貴腐ワイン。

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幸せです。

素晴らしいワインと料理、そして、人。

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林檎のタルト、サワークリームのソルベと共に。

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メインゲストがお誕生日だったので。

おめでとうございます!

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プチフールはお持ち帰りにさせていただいた。

主宰の方々、ご一緒してくださった方々、皆様に心からの感謝を。
またぜひ来年も、お願いいたします。

マカンとマカン・クラシコがどんなラベルで発表されるのか、楽しみで仕方がない。

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