スヌ子のお料理レッスン: 文明開化おせち
いよいよおせちのレッスン。
“文明開化おせち”ってなんすか?
アレンジしているものであるとか。
同じレシピを習う他のクラスでは、“フュージョンおせち”となっていたとか。
ま、そういうことで。
黒豆にシワがよる理由を聞くと納得して、ポイントに注意を払うようになる。
なんでもGoogle先生が教えてくれる時代ではあるが、自分が調べるかというと、そうではないだろうし、そもそも、口伝えで聞くから頭に入る。
レシピはどこででも手に入るし、ここに集っているのは料理上手な人がほどんど。
それでも教室に通う理由って、ただ楽しいだけでなく、やはり得るものがあるからなのだ。
レストランでの食事会もそうだけど、美味しいものを飲み食いできる店はたくさんあり、ただ、それだけのために行くわけではない。
あくまでそれは理由づけであって、目的ではない気がする。
時間と場を共有するというのに意味がある。
だからといって、好みでない食事では盛り上がれないのが、食い意地のはった人間のあさましいところ。
そんな人が集まるお教室。
ちょっとしたセッティングで、ハレ感が出る。
普通のお花でも、松が加わり、さらに赤い色のクロスが掛かっていると、正月っぽく思える。
刷り込みだね。
いつもの器に同じものを盛るのでも、どうやったら正月っぽさが出せるのか?
祝い肴三種。
ペペロン田作り、リコッタ黒豆、モダン数の子。
数の子以外はワインに合う。
黒豆はこの日、マスカルポーネと合わせてあったが、個人的にはリコッタとの合わせのほうが好き。
マスカルポーネだと、チーズの方が重たすぎて、バランスが取れない気がする。
しかし、この黒豆とリコッタの組み合わせで、黒豆に興味を持った。
もともと、おせちというのが苦手で、基本的には積極的に口にしないが、スヌ先生のおせちは、軽さもあり、美味しい。
レバー松風焼き、カレーかぼちゃきんとん、えびのワイン煮、江戸前スフレ伊達巻。
レバー松風焼きにはレバー以外に首の肉も入っていて、ところどころでコリコリとするのが口楽しい。
日本酒より、赤ワインを飲みたい。
カレーかぼちゃきんとんは美味しいのだけど、おせちとしては、今年の正月に食べたスヌ先生作おせちに入っていた杏との組み合わせの方が向いている気がする。
柿の柚子胡椒サラダ。
洋風いり鶏。
乾燥ポルチーニが入っているが、主張しすぎないのが良い。
ワインのようなラベルの日本酒、東洋美人 611。
その前に泡で乾杯したのに、写真を忘れた。
かぶ雑煮。
餅に興味がないので、スープとしていただいた。
トロリとして、やわらかなかぶの甘さがしみる。
今年もありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願いいたします。
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