Flora Danica
風邪をひいてしまった。
雪用の装備など持たず、足は雪に埋もれっぱなしだったので、さもありなん。
とりあえず、朝食はホテル近くのカフェで。
カウンターに無造作に置いてあるクロワッサンすら美味しい。
それがパリ。
1つ用事を終え、ボン・マルシェへ。
昼食を外で食べる時間も体力もない。
ファラフェルとパセリ主体のサラダを買って、ホテルで食べる。
美味しいけれど、本当は、何か温かいものが食べたかった。
ついでに切り売りのアンドゥイユ・ドゥ・ゲメネも買ってみた。
チーズやボルディエの海藻バター、ピマン・デスペレットも。
いつもは食品売り場に長居をして、あれこれ見て回るのが楽しみなのだが、そうする気力もなく、目についたものをザザっと購入し、足早に済ませる。
夜は、フライトがキャンセルになったのならと、お誘いいただいたのだった。
シャンゼリゼのデンマーク・ハウスの中にあるフローラ・ダニカ。
デンマーク料理の店だそう。
内装もデンマーク。
アーティチョークがかわいいなあ。
電球が見えないし。
北欧インテリア製品は、使っているところを見る方がそそられる。
魚料理なら、パリで一番!とのこと。
確かに前菜にいただいたスモーク・サーモンやニシンの酢漬け、メインのサーモンも美味しかった。
前菜とメインと両方サーモンでも、全く問題にならないくらいに美味しい。
メインのサーモンはこの店のスペシャリテで、皮面だけカリっと焼き上げた半生仕上げ。
サーモン自体、脂がのっていても全身にくまなく行き渡っている感じで、日本で食べる脂ののった鮭とは違う。
軽さがありつつ旨味が濃いところは、こちらの牛肉にも通じる美味しさだ。
付け合わせに根セロリのピュレも。
リースリングなど、白ワインをいただきつつ、楽しい最終日の夕食となった。
初めてご一緒させていただいた方々なのに、自分は風邪で声がガラガラで、なんだか恐縮しきりだったのではあるが、新鮮な驚きや楽しさに満ちた時間だった。
ありがとうございました!
シャンゼリゼ通りに面したカフェのほうでは、各種スモークサーモンなどの軽食が取れるうえ、連れてきてくださった方々がパリで一番というデニッシュ・ペストリーが買える。
レストラン・カフェ共に日曜日も開いているというのもありがたい。
ペストリーを買って帰り、次の日の朝食と、機内食にする。
本当にこれ、美味しい。
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