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2013年1月19日 (土)

Le Severo

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以前に雑誌で見て、来てみたかったLe Severo。

肉自慢の店で、タルタルステーキはその場で挽き肉にされるとか。
冷凍食品大国のフランスでは、昔のアイスのような大きな四角いケースに入った冷凍挽き肉を使っているところが多いから、まっとうなタルタルを食べてみたいと思っていた。

それにしても、不便な場所。

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やはりおじさん客が多いね。

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充実しているワインリストからおすすめをいただく。

ラングドック、マキシム・マニョンのコルビエール、Campagnes 2011。

どうやら、ワインはビオ揃いのようだ。

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前菜も肉を。

豚足は骨を抜いてカリっと焼きあげている。
サラダ添え。

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ペタペタとしたゼラチン質。
カリっとした周りの食感で重さを感じず口飽きない。

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クリスチャン・パルラのブーダン・ノワールもパテ状で、焼かれている。

リンゴのコンポートとサラダ添え。

ゴロゴロと肉の塊が入っているので、こちらもスルスルと納まる。

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メインはタルタルにしようと決めてきたのに、手書きで追加されていたロニョンの誘惑に勝てなかった。
寒くて雪が降っていたからというのもある。

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ご一緒した方は、バベットステーキ。

フランスの牛肉は、赤身なのが良いよなあ。
脂の味で食べさせるのではないから、胸につかえるようなことがない。

冷凍でなく、いかにもその場で揚げましたというポテトフライがまた、旨い。

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ロニョンの焼き加減もロゼ。
マスタードソースで。

サクサクとした独特の歯触りで美味しいのだけど、けっこうアンモニア臭があるから、さすがに2塊は多い。

これも、付け合せの粗めのポテトピュレが旨いのだ。
バターだけでなく、ジャガイモ自体の味が濃い。

シンプルで洒落っ気がなく、肉の質や付け合せの直球な美味しさで惹きつける料理たち。
どこでも出すようなものを、きちんと作っている店が、今は貴重だ。

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楽しく美味しいと、ワインもすすむ。
この段階で白ワインを頼んでも驚かないでいただきたい。
近頃、最終的に白や泡で〆るのがしっくりくる。

リストにあったシュレールのリースリングを頼んだら、売り切れで、トカイ・ピノ・グリの2000年が来た。

忘れ去られていたボトルなのかもしれない。
持ってきてくれたのとは別の人が「香りだけ嗅がせて」とやってきた。

甘さが落ち着き、ちょうど良い飲みごろだったと思う。

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チーズは2種類のうち、ロックフォールを。

空いたテーブルでは、お店の人たちがまかないを食べ始めたり。
そういうユルさがいいね。

タルタルを食べに、また来たい。

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