Itineraires イティネレール
前回から約1ヶ月で、またもやパリ出張。
仕事であれ、旅に出られるのはうれしいものだ。
少しだけ前回よりは暖かくなっている。
が、まだまだ寒いことに変わりはない。
念願のイティネレール。
こちらに住んでいる友達ご夫妻にご一緒していただく。
随分前、偶然通りかかったル・タン・オ・タンでランチを食べ、すごく美味しかった。
そのシェフが新しい店をオープンしたと聞いて、ずっと気になっていたのだ。
便利な場所でもついでがあるわけでもないし、やはり人気店だということで、なかなか来られず、やっと。
シャンパンをグラスで。
ピエール・ジモネのブリュット。
最近、シャンパンを求めている。
ブリオッシュ的なスターターのパン。
アミューズ・ブーシェとして、アスパラガスのスープ。
生のカリフラワーを薄く削ったもの、ケフィアのソルベ、パルミジャーノ、バニラオイル。
真っ白な一皿にフレッシュな驚きと感動がある。
新しいが奇異でない。
しっくりとまとまっていて、自然。
そうそう、こういう料理だったなあと。
自分の好みが変わっていなかったことも再確認できた。
おすすめいただいた白をボトルで。
アルザス、ボットゲイルのリースリング 2009。
料理は、前菜2種、メイン1種、デザート1種で59.00ユーロのプリフィクスにする。
鯖のエスカベッシュ、鶏のレバー、ハーブのマヨネーズ。
この緑の粉はなんだったんだろう?
パセリかな。
マヨネーズは異なるハーブを使ったものが3種類くらい。
鯖が半生で、レバーのコク、ハーブの爽やかさと酸味が加わり、相乗効果を発揮する。
こちらはサーモンにオレンジで風味づけされたニンジン各種、コリアンダー。
スペシャリテ的な一皿だという前菜。
上から、大きなマッシュルーム、パリッパリのパイ、フォアグラ、ムスカデの実の入った炒めた甘い玉ねぎ。
味や香りだけでなく、歯ごたえの組み合わせも素晴らしい。
2皿目の前菜。
小さなザリガニ、フライにしたモッツァレラ的チーズ、カリフラワー、キャベツに、目の前で甲殻類スープを注ぐ。
赤のボトルもおすすめに従う。
ドメーヌ・コンビエのクローズ・エルミタージュ 2011。
シラー。
メインは鳩のロティ、柑橘とアニスの香るビーツのグラッセを添えて。
燻したような強い炎で焼かれた鳩は、野性味全開でも上品。
別の方は、仔羊の炭火焼きにアーティチョークや蕪。
あまりに美味しくて楽しいから立ち去りがたく、チーズの盛り合わせも追加。
で、やはりチーズも吟味されていて、イチイチ美味しい。
デザートは、バナナとバジルの組み合わせが新鮮。
ゴーフルにバナナのアイスとパッションフルーツのソルベ添え。
グレープフルーツのスープと柑橘のソルベ、メレンゲ、黒オリーブのパウダー。
いやー、美味しかった。
開店と同時に入ったが、21:00くらいには予約をして来た人たちで満席。
今回で一番好きだったな。
また来たいと思う店。
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