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2013年4月27日 (土)

徳多和良 >> やたいち >> ジャンジャーオ

下町隊長が、柏にいい店があると言う。
一緒に行きたいねえ。
柏、家から近いのに全然知らない。

なかなか都合がつかないまま数か月。
やっと実行の時。
ああ、取りましたよ、代休。
このために。

と、その店の開店前にどこか寄りますか。

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徳多和良!

北千住飲みは何度かしたが、いつもここは終わってしまっていて、未経験。

ド平日の午後なら、余裕で入れる。

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ビールで乾杯。

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この手書きのメニューがそそる。
片っ端からいきたくなる。

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丸茄子酒盗漬。

茄子が酒盗で和えてあるのかと思いきや、揚げ浸しの出汁にほんのりと酒盗が香る。

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黒そい刺。

洗いをかけてあるのかな?
ブリンとした歯ごたえが旨い。

菊の花の甘酢漬けが添えられてたり、生ワサビだったり。

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ホタルイカ天ぷら。

抹茶塩で。
ワタがソースになる。

飲み物は、サワーをいただきますかね。

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キンキ刺。

刺身って、単純に見えて、水っぽかったり、生臭かったりするものを出す店が多い。
家で食べるにも、近所に優れた魚屋がないと難しいから、こういう刺身の美味しい店で食べるのが確実だよなあ。

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スズキ白子ポン酢。

スズキの白子ってのは初めてな気がする。
やわらかいものだ。

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さあ、常磐線快速で柏に移動。
噂の店、やたいち。

こんなに洒落た店だったのか。

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最初から日本酒で。

冷蔵庫やプラケースに日本酒が満載。
酒マスターな隊長に選んでもらう。
これがまた楽しい。

焼酎も充実していたし、ワインもいくつか並んでいた。
どれもちゃんと喜んで飲めるもので、吟味されている。
隅々まで目が行き届いて、おざなりにしていない。

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隊長は純米の燗が好みとのこと。
自分としても、燗酒の美味しさに嚆矢で開眼し、深めたいと思っていたところ。
ありがたい。

旭菊の大地。

店主曰く、開けてからしばらく置いたものだそうで、丁度良い頃合いとか。

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カウンターに置かれたコレが気になる。

ぜひお願いします。

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この日のお通しは、ぎゅっとつまった豆腐。

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石鯛の刺身。

ねっとりと濃厚。
つまはキュウリ。

おでんの店なのだそうだが、他の料理も美味しくて、おでんを食べずに終わってしまったりするとか。

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ハンダマの煮びたし。

モロヘイヤのように糸を引く沖縄の野菜。

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鳥取の辨天娘。

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カウンターにあったのは、メヒカリの一夜干し。

頭からハリハリと難なくいただける。

周りはカリっと、身は繊細ながら脂がノリノリ。

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天ぷらはシソ巻き白魚、島らっきょ、若いコーン、よもぎ。

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シソで巻いた白魚の天ぷらが美味しいこと。

言われなければ、みっしりの白魚でなく白身の魚かと思う一体感。
シソの風味で、白魚の目玉っぽさを感じない。

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開春、西田。

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龍睡。

西のお酒にあまり興味がなかったのだけど、燗にすると美味しいと知る。
奥深い。

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天ぷらに添えられたハワイの塩がつまみにもなることを発見。

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春キャベツの塩昆布もみ。

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おでんはその日のおすすめを3種盛り合わせで。

イカスミで真っ黒なスミイカのボール、大根、厚揚げ。

出汁も旨いわ。
じんわり。

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次の料理に合わせて何か、とお願いして出てきたのが、酸味一体の竹鶴。

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なんだこの色!?

酸味はもちろん、クセが強い。

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それが、この鴨と合わせると、ビタッとはまる。

鴨の脂や、中華料理を思わせるような甘めのソースと合う。

日本酒でもワインでも、お酒を飲むのは、こういう面白さがあるからだ。

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生もとのどぶ。

どぶって米度が高すぎて好きでなかったのだけど、燗にすると甘さが抜けて美味しいのか。

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ホタルイカの沖漬け。

ボンタンのジャムを添えたゴルゴンゾーラチーズを頼んだのに、写真を撮り忘れてる。

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合わせて飲む用に出してくれた、どうくつ熟成酒と合わせたら、驚くほどピッタリだったのに!
まるでバニラのような香りになるのだ。

このお酒単体だと、ちょっと硫黄を感じる。

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デザートとして、スイートポテトをくれた。

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それまた、紹興酒のような風味を持つ天遊琳とがっちり握手。

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いやー、いいね。
さすが、隊長のおすすめに間違いはない。

なんだよ、わざわざ遠出しなくても、近所にあるじゃないか。
家族でも来よう。

さて、開始が早かったから、まだ時間がある。
この楽しい気持ちをもっと味わっていたい。
でも、店を知らない…。近くで育って、住んでいるのに。

あ、行ったことないし、駅からちょっと離れているけど、時々前を通って気になっていたタイ料理屋はあるんすよね。
あの場所だから、タイの人が本気でやってるんだろうし、けっこう前から続いてるってことは悪くないってことかも。
でも、雨だしねえ。

「せっかくだから、行ってみましょうよ!」と隊長。
その志やよし。
行きましょう。

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テクテクテクテク。
途中でインド系親子経営のエスニック食材屋で盛り上がったりしつつ、到着したのはジャンジャーオ。

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この居抜き感、期待できる。

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そうそう、今まで美味しかったタイ料理屋は、どこも脱力なデコレーションであった。

まずはビール。

料理を頼むと、かわいいママが「辛いの大丈夫(ニヤリ)?」と。

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海老のヤム登場。

見た目からして辛い、そして旨そう!
ハーブごっそりで、本場に美味しいタイ料理が柏で食べられるとは。

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コムーヤン。
豚の頬じゃなくて首肉か。

これまたちゃんと首肉。

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薬草のスープのクイッティアオナームは、鶏がなくて牛のを。

八角が香り、台湾の牛肉麺っぽい。

この店、メニューが豊富だし、それ以外の料理の引き出しも多そう。
仲よくなったら楽しいに違いない。

雨が強くなっていたので、優しいママが傘をくれた。

隊長のおかげで、地元を見直しましたよ。
ありがとうございます!
精進します。

というわけで、千葉県山側在住のくいしんぼうを大募集中。

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