隊長壮行会 @ ともすけ
我らが隊長がタイで料理修行をするという。
滞在予定は10カ月。
寂しくなるのう。
10カ月って案外すぐだけど、でも、長い。
実は敷居が高い下町で、リラックスして飲み食いできたのは、隊長のおかげだ。
どこでも常連で、かわいがられている。
食べるべきもの飲むべきものを知り尽くしているうえ、同行する人の好みに配慮して、押し付けることをしない。
集中力と記憶力が凄まじく、国や値段を問わずにあらゆるワインを、そして日本中の日本酒を飲み、データベースは計り知れない。
聞かれるまではそれを出さない賢さもある。
限定せずに気になるものをよく食べ、よく飲み、好きなものを好きと言う。
やらかすときは、全力でやらかす。
そんなこんなで尊敬して余りある友達の門出ですから、祝いますよ。
場所はともすけ。
ここの料理は、ここでしか食べられないから。
常連さま、アレンジその他、ありがとうございます!
乾杯!
モンテロッサのプリマ・キュヴェ。
この日のお通しは、新大豆と新黒豆のやわらか煮、リコッタチーズとパルミジャーノ和え。
8人だから、ボトルもすぐに空く。
勝沼醸造の祝、甲州。
日本も中国も西洋も混ざる家の食事に役立ちそう。
カルチョーフィと香菜とペペロナータ。
ペペトナータを細く切っているのもポイントだな。
蒸したコシアブラ、ヤマアサツキ、行者ニンニクをアンチョビで。
山菜の苦味とアンチョビがビチっとハマる。
バッカラマンテカート。
クリーミーだけど軽やか。
ここの料理は、輪郭がくっきりとしているところが好きだ。
骨までつぶした真イワシのパテ。
ジャコ天のような香ばしさ。
オリーブオイルとバルサミコで、生臭さはない。
そのパテがパンと合うんだ。
まだ白。
フランツ・ハースのピノ・ビアンコ。
アジは初夏の風味のタルタラ。
ミョウガ、エシャロット、新生姜入り。
魚の新鮮さにも目を見張る。
カンパチの蒸しマリネ。
ドライトマトと一緒に口に入れると、新しい美味しさ。
よくこの組み合わせを思いついてくれました。
エルメス・パヴェーゼのブランド・ド・モルジェ・エ・デ・ラ・サッレ。
隊長がワインを嗅ぎ、味わい、述べる感想は、いつもクイズの答えのようで楽しみ。
それもしばらくお預けか。
しばらく来られなくなるなら、やはりこれも食べないと。
ウニ入りトラパネーゼソースのタリアテッレ。
自家製ふきのとう味噌とペコリーノチーズのタリアテッレも。
がっつりと苦いのに、白味噌が入ったような繊細さもあるふきのとう味噌だからこそ。
ジャガイモ、ケッパー、春キャベツ、アンチョビ、バジルの入ったジャガイモのパイ。
ケッパーとバジルがいい仕事してる。
そろそろ赤かね。
ヴァルディカーヴァのロッソ・ディ・モンタルチーノ。
オニオンブイヤベースグラタンスープ。
魚介出汁炸裂。
落ち着くわー。
アズィエンダ・カザーレのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ。
順序完璧!
ここでこれを出してくれてありがとうございます。
辛口トマトソースのカサレッチェ。
リセットされた。
牛スジ肉と鶏肉のやわらかほぐし、サスサヴェルデソース。
ピアッジャの、イル・サッソ・カルミニャーノ。
牛すね肉の白ワイン煮込み、牛モツ入り。
ソフリットの甘さ。
これも食べておかなくちゃ。
ミョウガとエシャロット、山羊のチーズのリゾット。
白に戻ろう。
レ・ヴィーニェ・ディ・ザモのチンクアンタンニ。
赤の後でも、全く違和感がない。
さらに、カサル・ファルネートのチマイオ。
時間ぎりぎりまで一緒に飲み食いし続けよう。
山羊のチーズの盛り合わせ。
甘く煮た蕗が山羊のチーズと合うなんて。
最後はニコシアのジビッボ。
シャープな甘さ。
あー、ともすけは今日も美味しかった。
そして、笑ったなあ。
大人になってこんな友達ができるとは、いまだに不思議だ。
隊長、いってらっしゃい!
SNSで繋がり続けていられる今、世界は狭い。
タイからのレポートを楽しみにしています。
10か月後、東京でまた集まって飲み食いするのが、今から楽しみで仕方がない。
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