ローブリュー
表参道のローブリュー。
ずうっと前に来たとき、料理の美味しさに感動しつつも、ちと思うところあって再訪していなかった。
最近また思うところあって、常連な方にお願いし、お連れいただく。
この日は5人で。
しっぽりより、賑やかな雰囲気が合っているような。
4人以上がより楽しい気がする。
グラスでシャンパンの後、バスクということで、チャコリを。
アメストイ。
運ばれてくる前から、香りが届いていた。
魚のスープ。
魚介濃厚。
でも、生臭くない。
美味しいところだけぎゅっと抽出したような。
パリが寒くて、ずっと温かいスープを飲みたかったのだけど、なかなかメニューになかった。
やっと満たされた。
もちろん、アイオリソースとチーズ、カリッカリのパンも。
生野菜のマリネは、いろいろと盛り合わせ。
生エノキのマリネが新鮮。
こちらは豚の頭のテリーヌ。
周りのトマトサラダはもちろん、テリーヌ自体に雑味がなく美味しい。
モロッコ風サラダは、歯ごたえを残した角切り。
茄子が旨い。
ガルビュールの滋味ときたら。
生ハムが嫌味じゃなく、野菜の甘さと溶け合っている。
みんなで分ける用に頼んだ田舎風パテ。
しっかりと肉で、かつ軽やかだ。
前菜からして盛り上がる。
シャトー・ド・ゴールのキュヴェ・オピデュム。
赤、ドメーヌ・カップマルタンのマディラン、ヴィエイユ・ヴィーニュ 2009。
豚の胃と腸とジャガイモのギャレットが出色。
だのに、真ん丸で美しい切る前の姿を撮り忘れてる…。
アンドゥイエットの上に細ーく切ったジャガイモを敷き詰めて、カリッカリに焼いてある。
感動。
アンドゥイエットのクセがありつつ、どこかクリーン。
そして、このジャガイモ、焼き加減。
手間は美味しさに直結するのだと、いまさらながら。
付け合せのサラダは、グリーンサラダかエンダイヴか選べた。
もちろん、エンダイヴ。
林檎と胡桃入り。
自家製ソーセージを、特別にレンズ豆のサラダ添えにしてもらって。
ソーセージ、付け合せともに美味。
早目にオーダーしないと売り切れてしまうのが、米沢豚骨付きロースのグリエ。
ワイルドライス添え。
しっとりもっちりでジューシィ。
ここまでの豚のグリエには、そうそうお目にかかれない。
ピペラードの卵は、揚げてあるような仕様だった。
どの料理も、がっつりと強く訴えかけてくるのに、きめ細やかで清潔感もある。
唖然とするほど好みだわ。
ならばデザートもいただこう。
チョコレートのソルベ、ローズマリーのアイス、ガトーバスク。
ガトーバスクがきっちり甘くて旨い。
パチャランは、いつも出しているのとは別に、特別に現地から持ち込まれたものがあると。
ええ、ええ、いただきますよ。
確かこれ、飲みやすいのに強くて危ないヤツ。
このパチャランの生なフレッシュさが美味しくて、お代わりまでするなど。
頻繁に来よう。
いままでの分を取り戻すかのように。
常連様、ありがとうございました!!
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