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2013年7月13日 (土)

Restaurant Manne レストラン マナ

素敵なワイン会の提案をいただく。
場所は、下北沢の住宅街にあり、昼夜それぞれ1組のみ、1,000組で閉店してしまうというフランス料理の店、レストラン マナ

この日は6人で、しかも内3人がワインの資格保持者。
さらに、全員が食い意地に覚えあり。
こりゃあ、盛り上がりそうだ。

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普通のダイニングキッチン。
そこで、女性1人で料理もサービスもこなすとか。

手書きのメニューがそそる。
この日は、シェフが山形から帰ってきたばかりということで、素材にその影響が見られる。

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まずは、お店の泡を。
面白いワインを揃えている様子なので、どうしても持ち込んで飲みたいというワインがある場合を除いては、こちらのを飲むのが楽しいかもしれない。

ミッシェル・アンドレオッティのクレマン。

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山形の板麩の上に茄子、そして揚げた鮎。

こんな鮎の食べ方、初めてだ。
バリバリの板麩とサクサクな鮎をつなぐトロリとした茄子。
鮎のクセがスパイス的にやってくる。

奥は生ハムコロッケ。
生ハムの良いところだけを抽出してコロッケにしたような。

最初からこれだもの、期待しちゃうね。

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さて、ここからは本日の幹事様が持ち込んでくださった、簡単には手に入らないビオな日本のワインたち。

ラベルがかわいい、農楽蔵のノラポン・エフェルヴェサン 2012。
マスカットの香りのするスパークリング。

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コリコリとした歯ごたえのリードヴォー、香しい鴨、それと…シラタケだっけ?キクラゲだっけ?

わさび菜など、山形の野菜も。

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城戸ワイナリー、オータム・カラーズ、ナイヤガラ・ブリュット 2012。

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もったりと濃度の高いトウモロコシのスープに、空豆を小麦粉の生地でつなげたような、空豆そのままのニョッキ。

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ウチワエビにそのミソと黒ゴマ。
旨味も舌触りも濃ゆい。

それぞれが単体で感動させ、合わせることでそれが増幅する。
どこから食べても美味しい。

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このワインがあってこその、この会なのだ。

ボー・ペイサージュ、ツガネ、ピノ・ノワール 2011。

貴重なワインを本当にありがとうございます!

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ずっと憧れていたワイン。
ボー・ペイサージュを最初に知った頃は、リリースのタイミングを逃さなければ、買えていた。
が、気が付くと、本気で入手困難に。

比較的手に入りやすいロゼは何度か飲んだことがあったけど、ピノは初めて。

もはや冷静さを欠いているのであるが、なんだか和な出汁を感じる。
ゆっくりと時間をかけて味わってみたいなあ。

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イトヨリの蒸し焼き、トリュフ、間にはラルド。
黒胡椒と赤ワインのソース。

ラルド!
素直に美味しいのが不思議。
海と山の相乗効果か。
この組み合わせにより、イトヨリが赤ワインに合う料理になっている。

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さらにボー・ペイサージュ!

ツガネ、ラ・モンターニュ 2010。

メルローなのか。

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なんだか土の香りがする。

2つには共通したところがあり、それは、ワイナリーを訪れ、たびたび飲むことができる人にとってはお馴染みで、ボー・ペイサージュ特有の香りであるらしい。
それ、私もわかりたいっす。

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乳飲み仔羊のヴァリエ。

パイで包まれ、吸い付くような絶妙の焼き加減となった仔羊にはキノコが挟まれて、肉汁とキノコ汁、バターの香りと旨味が折り重なるようだ。

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炊き立てのご飯登場。

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滋味と甘味のイカ墨煮をかけつついただくご飯は、たまらんねえ。

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持ち込みのワインを飲み尽くし、でも、みんな、もう少し飲みたい。

しっかりとして個性のある白とお願いし、マナさんが色々と出してくださった中から、おたるのミュラー・トゥルガウ。
2005!

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山吹色で、若いシェリーのよう。

まさに求めていたテイストで、一同にっこり。

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ガトー・ショコラとミントのアイス、さくらんぼのコンポート。

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料理もワインも素晴らしく、発見と驚き、さらに感動があった。
いやー、楽しかった。

幹事様、参加の皆様、ありがとうございました!
またぜひご一緒してください。

900組を超えているそうだから、急いで再訪しなければ。

それにしても、あれだけの料理をスムーズに出して、キッチンは清潔。
マナ、恐ろしい子…!

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