鎌倉・葉山飲み食い合宿:1日目
前の鎌倉遠足では、まだまだ食べたい店がたくさんあって、後ろ髪を引かれる思いで帰路に就いた。
やはり鎌倉は遠い。
これは泊りしかないな。
ということで、泊りがけで鎌倉・葉山を飲み食いすることにする。
とある土曜日。
まずは、鎌倉に来る目的でもあるオルトレヴィーノ。
ワインはオススメをうかがいつつ。
まずはアドリアーノ・アダミのプロセッコで乾杯。
料理はイートイン限定のものもある。
インゲン豆、パプリカとソフリット和え
茹で芋とサバマリネ
イカのタルタルはドライトマト、ディル、バーベナと
ビーツを練りこんだフクシャピンクのパスタはジャガイモとタレッジョチーズのトルテッリ、バター、セージ、パルミジャーノで
黒キャベツと自家製サルシッチャのトマトラグーをタリアテッレで
ローズマリーとセージのプレゼンテーションが美しかったのが、細かなハーブパン粉を纏わせた仔羊ロースト
脂が美味しいポルケッタ
ジャガイモのフライ
舞茸のグリル
チーズ盛り合わせには、洋ナシをくっつけて発酵させたものや、クランベリー風味のゴルゴンゾーラも
アオスタのレ・クレーテ、シャルドネ。
サンドロ・ファイのヴァルテッリーナ・スーペリオーレ、コスタ・バッサ 2009。
料理もワインも店の設えも、すべてのセンスの良さに、今回も感嘆。
わざわざ来る価値のある店だ。
さて、次の目的地に向けて歩こう。
辛かったら途中でタクシーを拾えばいいと思ったら、流しのタクシーがほとんどいない。
疲れてきたところで、気になる店を発見。
前回はなかったよね?
スペインバルか。
感じがいい。
鎌倉ビールで喉を潤し、
カウンターにあったピンチョをつまむ。
作り置きで乾燥していたけど、スペインらしいカスカスしたパンと具の塩梅が本場っぽい。
夜に改めて来てみたいと思わせるものがある。
暑いが、散歩が楽しい街だ。
ロング・トラック・フーズ到着。
福田里香さんご本人がいらっしゃって、かき氷をやっていた。
手作りのシロップを全て少しずつかけて、
最後は和三盆。
かわいい!
好きなスプーンでどうぞというセンスがまた、洒落ている。
それぞれの味も、組み合わさったところも美味しくて生き返る。
また食べたいなあ。
せっかくですから、海も見ておきますかね。
浜には若者がみっちり。
エスニックな料理屋が並ぶ屋台村的なところに座る。
なぜここにしたかというと、シンハーの生ビールがあったから。
一応、何か食べてみますかね。
ソムタム。
まあ、普通。
ブラジル屋台にちょっとそそられて、
リングイッサ。
海辺で食の選択肢があるということが大事なんだ。
そろそろ夕暮れ。
日帰りの1人を鎌倉駅に送り、
姉さんオススメの居酒屋、いさむ。
商店街を脇道にそれたところ。
女性のみでやっていて、やわらかな居心地の良い店。
ビールと、お通し。
小アジの南蛮漬け。
酢の具合がいいねえ。
夏野菜のぬか漬け。
地アジの干物。
小ぶりで旨味がぎゅっとつまっている。
カウンターにはお湯をはった溝があり、日本酒を自分好みに燗する。
こりゃ、揚がる。
鶏肉とピーマンの塩麹炒め。
限られたメニューながら、どれも丁寧に作られた家庭料理でホッとする。
近所に住んでいたら、家族でちょろっと立ち寄って夕食をとったりするんだろうな。
確か、エレベーターというメニュー。
名前の由来を聞いたのに、忘れてしまった。
カリッカリのお揚げに大根おろし。
ジャコとネギの入ったトロトロ和風オムレツ。
日本酒を追加して、酒盗も。
さて、今夜は長いよ。
ビルの2階、コマチーナの横にあるブルールームへ。
地ビールを飲み、きゅうりとパクチーのサラダ。
ピッツァ・マルゲリータのSサイズ。
さほど期待していなかっただけに、美味しくてびっくりした。
もっちりとした縁と薄い中央部、具と生地の香りの融合。
移動途中、ジェラテリア・イル・ブリガンテの前を通ったら、まだ開いている。
売り切れてしまったフレーバーが多いので、お店の方のオススメに従い、ベルガモットとコケモモの2種にする。
ベルガモットを先に食べ、口に入れてしばらくは呼吸をするようにとのこと。
言われた通りにベルガモットを一口。
その香りの強さに圧倒される。
しばらくは自分からベルガモットが香っていたのではないか。
コケモモもとろりと美味しかった。
次の日に再訪して別のフレーバーを試さなかったのが悔やまれる。
ちょっと歩いてオイチイチ。
カウンターには、1人で来ている地元のお客さんたち。
手作り感と海沿いらしいリラックスしたセンスのある店内。
この日の日本酒の中から、強力。
歯ごたえが楽しいコリンキーの和え物、干した小さなイカ。
きんぴら。
作りたい味が明確にイメージできて作られた料理な気がする。
海の後、家に帰る前にふと立ち寄りたくなる感じ。
お店の方に本日の趣旨と回ってきた店の話をして、どこに行ったらよいかを聞いてみる。
と、まったく知らなかった店の名前を挙げるではないか。
しかも、説明してくれた場所はさっき前を通って気になっていたガード下のような商店街の中。
他の店は閉店している小さな寂れたような商店街に煌々と灯る提灯。
カウンターは満員、外の席もうまっている。
常連さんと思われるお客さんが世話を焼いてくれ、外に席を作ってくれた。
バタバタしているお店の方たちに注文を通してくれたりで、ありがたい。
世話を焼いた後は放っておいてくれるものいい。
その常連さんのオススメなつくねとおつまみ盛り合わせ、他にレバー焼きとタコ刺し、おでんのワカメ。
特に美味しいというのではないが、なんだか楽しい。
洒落た店が続いたから、ちょうどこういう雑多な雰囲気に触れたくなっていたところ。
さあ、そろそろ〆るかね。
遅い時間まで開いている店が少ないからか、混んでいる。
ここでは何を飲んだんだっけ?
白ワインだったような。
揚げたて芋のパタタスブラバス。
トウモロコシのコロッケ。
次回はもう少し早めに来てみたいものだ。
舟をこぎ始めた人がいるから、宿に向かおう。
鎌倉の宿はどこも満室で、大船だ。
大船でどこかもう1軒とも思ったが、入りたくなるような店を見つけられず、うろつくには酔い過ぎている。
というわけで、1日目終了。
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