ローブリュー さらに ロッツォ
前回についてお伝えしたところ、こらえ性のない食道楽はだまっちゃいない。
ローブリュー。
まずはシャンパン。
ボトルでチャコリを。
常連女子から「始まったから、ぜひ!」と言われていたガスパチョ。
小さいサイズをそれぞれに。
なんてきめ細やか。
うっすらとした唐辛子の辛味、野菜の酸味と甘味が完全に1つになって、クリーミーとすら感じる。
私に何かあった際の流動食は、これでお願いしたい。
前菜にフランス産ムール貝のバスク風白ワイン蒸し。
我が人生最高のムール貝。
塩加減の完璧さに目を見張った。
今まで食べたムール貝は塩辛いか塩が足りないか、どちらかに振れていて、そういうものなのかと思っていた。
塩梅よく仕上げる人もいるのだなあ。
小ぶりなムール貝は風味が凝縮している。
海の出汁満載で、野菜の爽やかさも備えたスープを、パンで舐め取らずにはいられない。
エスカルゴのブルゴーニュ風。
これも美味しいのだけど、とにかくムール貝が強烈すぎた。
野菜の歯ごたえも楽しいモロッコ風サラダは、頼んでおくと安心な箸休め的存在。
3人で分けましょう、豚のど肉と皮のパテ。
コラーゲンの旨味は凄まじいのに、雑味と重さを感じない。
さて、メインは3品頼んで、くるくる皿を交換しながらいただこう。
米沢豚骨付きロースのグリエ。
サクサクした脂の甘いこと。
赤身はむっちりジュージィ。
豚って素晴らしいね。
アンドゥイエットのグリエ。
このポテトピュレ、バターの量が半端ないのだろう。
こんなに美味しいのだから、むしろ善だけれども。
これほどのアンドゥイエットには、パリでもそうそう出会えない。
特有のアンモニア臭と内臓ならではのコクがありつつ、脂は程よく抜けていて、スルスルと食べ進めてしまう。
辛口食道楽M田さんをして、今までで最高と。
カスレがぐつぐつと。
下のほうの白インゲン豆が半分トロけて、豚の旨味を吸い込み、ソース化している。
濃ゆいのだけど、濃すぎはしない。
塩加減も、フランス料理の最も美味しいポイント、塩辛いと感じるギリギリ手前で留まっている。
ここには過去最高なものがたくさんあるなあ。
肉を食べたら赤が欲しくなり。
グラスで、ドメーヌ・カップマルタンのマディラン。
チーズの質も盛り方も、まるでフランスにいるかのよう。
濃厚さっぱりなチョコレートのソルベと、苦甘いキャラメルアイス。
ナッティでしっとりとして、ここのガトーバスクは、食べずにいられない。
なんと、本日参加できなかった友達から、お花が届いた!
感動。
次回はぜひご一緒に。
うれしさであがりまくったテンションを落ち着けるべく、食後酒。
パチャラン。
ああ、素晴らしい晩餐だった。
なのに、来ちゃった。
ロッツォ・シチリア。
テンションを抑えきれなかったということで。
グラスで白を、ポルタ・デル・ヴェント。
ブリンブリンな金目鯛のクルードとトロリと甘い巨峰、薫り高いオリーブオイル。
やっぱりね、食べちゃうよね。
スパゲッティのパスタ・コン・レ・サルデ。
今日は記憶がありますよ。
グラスで赤も、ラモレスカのネロカピターノ。
今度こそ食後酒。
自家製を各種。
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