おかめ
友達がたびたび一人飯で来て、その美味しさをTwitterで叫んでいるのが気になりまくっていた代々木上原のおかめ。
どの駅からも離れている。
念願叶って、コの字カウンターにご一緒させていただく。
おでん以外のメニューも美味しいとか。
このお通しからして納得。
サッポロビールで乾杯。
関西風の透明な出汁がうれしい。
常連な友達のおすすめに従いつつ。
シメサバ。
レア寄りなシメ具合、サバ自体の質の良さ、「ここのが一番だと思ってる」と言うのもわかる。
海老しんじょ揚げ。
「真女」と書かれていた。
個性ある毛筆のメニューを見るのも楽しい。
このタコのおでんにやられた。
薄切りした生のタコを皿に並べ、そろりと出汁を注いでその熱でうっすらと火を通す。
今まで食べたことのないタコのおでんで、今まで食べたどれよりも好きだ。
生でいて生でない、そんな火の通り。
コリコリくにゃりと甘く、ほんのりと出汁を含む。
日本酒は山形の花羽陽で、純米吟醸と本醸造。
昆布と大根の美味しさは言わずもがな。
クリーンな牛筋には、一片の臭みもない。
穴子の揚げ出汁。
揚げ力も高い。
ぬか漬けは生姜醤油で。
ちょっとしたことなのに、はっとさせられるなあ。
自家製鮎のパテ。
鮎の個性である苦さはありつつ、その身の青い瑞々しさのほうが立っている。
ちびちびと、日本酒がすすむ。
豆腐のおでんも、繊細さを残して。
石ガレイの刺身。
本当に、何を食べても美味しい。
シメの炭水化物を必要としない体質でも、あのおでんの出汁で茶漬けなら、頼まずにはいられない。
海苔茶漬け。
ここのことをFBにあげたら、「そこ、大好き」というコメントを寄せてくれる人々あり。
多くの人にとって、ふと行きたくなる良い店なのだな。
その気持ち、すごくよくわかります。
ああ、あのタコおでんが食べたい。
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