ワタリウムのすぐ近くにできた楽記は、香港の焼き物屋の料理をビオワインと合わせて楽しめるお店であるそうだ。
オープン当初から友人知人が行っていて、口々に良いと言う。
そりゃ行かなくては。
というわけで5人で。
早く着いてしまったので、皆さんを待ちつつ、グラスの泡。
ギイ・ボザールのルドウィック・ハーン。
揃ったところで、ビーラー様たちは赤星。
サービスの人が料理やワインを楽しそうに、丁寧に説明してくれる。
そんな店では、基本的にオススメに従う。
ワインをボトルで。
サービスの人に一任して、料理に合いそうなものを出してもらう。
ブノワ・クローのエグランティーヌ、ロゼ。
最初からコレとは、盛り上がりますな。
炭火窯焼きアヒル。
1/4から頼めて、これは半羽。
添えられたピーナツは八角のような中華スパイスで煮込まれ、良いつまみ。
食べすぎると後からくるしくなるのがわかっていても、止められない。
皮だけじゃなく、味がしっかりと染み込んでいる。
パイナップル(?)のジャムと梅とガリのソース添え。
このソースだけで口に入れると、確かにガリだし、確かに梅だし、で、甘いしで不思議な味なのだけど、アヒルにつけて食べると、そんなクセがなくなり、ぐっと旨味が増す。
ハトの醤油煮。
沸かした汁にハトを入れて火を止め、余熱で煮込むのだそう。
だから、身が固くならず、じっくりと味を吸い込んでいる。
ドメーヌ・ド・ラ・サンソニエールのラ・リュンヌ。
干し貝と黄ニラのとろみスープ。
ほっと一息。
皮つき豚バラ肉のクリスピー焼き。
これは1切を丸ごと口に入れて、やわやわジューシィむっちりガリガリの食感を一度に味わうのが楽しいのだ。
白空芯菜を海老味噌のような調味料で炒めたもの。
ナスは焦がしニンニクのタレで。
これ、ご飯にタレをぶっかけたかったなあ。
ひゆなの腐乳炒め。
中国ではお馴染みの青菜だそう。
次の料理に合わせて出してくれたのは、グルジアのワイン。
グルジアのワインを飲むのは初めて。
そもそもグルジアについては、佐藤優の本で読んだ知識ぐらいしかない。
ガイオス・ソプロマズ、ツォリコウリ。
ツォリコウリというブドウ品種なのだとか。
ミントを含む甘苦さ。
タイの塩水煮。
味噌のような調味料を使った、かなり塩気の強いタレと。
口直しに出してくれたズッキーニのピクルスが、一幅の清涼剤。
中華で生モノが出ないのは知っているが、やはり舌が疲れてきていていたのだ。
この茶碗蒸しにのった魚は何だったっけねえ?
ちょっと塩が強いので、ご飯にかけてブリっとした魚と豆腐を混ぜて食べたのが美味しかった。
さらに塩水煮の魚も入れちゃったり。
最近よく会うワイン。
ドメーヌ・ド・ロクタヴァン。
こういった料理にビオワインが合うというのに同意いたします。
ハムユイ入り、鶏粒と豆腐の煮込み。
ハムユイ好きなもので、頼まずにはいられなかった。
アンチョビにも共通するひねた香りの虜。
これもご飯にかけて。
陳皮の入った牛挽肉の蒸し物。
どれも美味しいのだけど、強めな味なものが多くて、麺やチャーハンを頼む気力がなくなってしまった。
自分の好み的には、こちらで焼き物を中心にもう少し軽くいただいて、河岸を変えて和え物などをいくというのが合っているかもしれない。
本日のデザートは、ピンクグレープフルーツのゼリー寄せ。
杏仁豆腐。
気楽に行ける場所で、お得感があり、本格的に美味しい中華焼き物を、ぴったりなワインと一緒にいただけるなんて、便利になったものですなあ。
客層も大人で居心地が良い。
前回から、ずいぶんと間が空いてしまったな。
あんなに楽しかったのに。
3人で会うことになったが、中華が食べたいという人がいる。
さすがに4人でないと満喫しきれない店が多いから、どうするか。
で、赤坂の黒猫夜を思い出した。
この日のお通しは、豚耳の和え物、茄子のゴマだれがけ、山椒などをからめたピーナッツ。
暑いから、まずはビールだね。
夏の前菜盛り合わせ。
相変わらず、料理名からしてそそる。
酔っ払い海老、いろいろモツの冷製パイタンスープ、ウナギの五香煮麻辣風味、枝付き枝豆の老酒漬け、トウモロコシの咸蛋天ぷら、プチトマトのミントピクルス。
期待と記憶を裏切らない。
唯一、モツが入ったパイタンスープが冷たいというのに、ちょっと違和感。
砂肝唐揚げ、海老味噌漬け。
海老味噌を強く感じることはないのだけど、捻った香りがある。
アナゴの唐揚げ香味ソース。
サックサクに揚がったアナゴ、薬味満載のすっぱ辛スパイシーなタレ。
なんという具合の良さ。
この日食べた中で最も好きな料理だ。
ビールを減らすねえ。
ラム肉とインゲンのクミン炒め。
これまた、辛い旨いでビールが進む。
辛さにコクとまろやかさがあるから、ビールを飲むと、スっと引く。
舌が痺れて痛くなったりしない。
パクチーサラダ。
山芋が入っているのがいい。
これは家でもマネしたい。
冬瓜サンラータン、黒酢風味。
かき卵のスープというのが苦手なのだが、これは卵がとろみに同化していて、美味しくいただいた。
「焼きマコモダケの屋台風って、どんなだ?」と頼む。
ニンニク生姜ダレ。
そもそも、この形のまま焼いて食べるのも初めて。
本当に茸ではないのですな。
先の部分などは、若いタケノコ的なところがある。
そろそろビールではないものを。
こちらは凍頂烏龍茶割り。
ちゃんとしたお茶が急須で、焼酎は小さなピッチャーで。
好きに割って飲む。
お茶のお湯は、頼むと継ぎ足してくれる。
こんな烏龍茶割りなら、たびたび飲みたい。
さあ、ここに来たのだから、紹興酒を利き酒せねば。
2人でそれぞれ違う銘柄を3種ずつ。
好みを言い、お店の人に選んでいただく。
紹興酒だけでも、こういった丁寧な説明書きが3ページ。
他に白酒のページもある。
甘さ、渋さ、酸味など6つのテイストを図で示しているのもわかりやすい。
まずは飲んで自分の感想を述べ合い、その後、これを見ながらふむふむと頷いたり、学んだり。
そういうのが楽しい。
つまみに生ザーサイ。
やはり良い店だということを、確認。
友達がこぞって絶賛する祐天寺の菜香。
来たい来たいとは思っていたが、ついでがある場所ではないし、家からも遠いので来られずにいた。
が、おすすめしてくれるお店がいつも最高に好みな方のつぶやきを読んだら、我慢ができなくなって、即座に電話。
片っ端から食べたくなるメニュー。
この日は5人。
そこそこいけるでしょう。
「食べるべき」と教えられた料理をオーダー。
空豆と海老の炒め。
クワイ入り。
ああ、みんなが絶賛するわけだよ。
1品目でテンションが跳ね上がる。
空豆のホコホコ、海老のプリプリ、クワイのシャクシャク。
塩でなく、旨味が強い。
茄子と空芯菜の腐乳炒め。
腐乳なのに、なぜにこんなに優しいの!?
ミルキーな滋味。
良いところだけ抽出されてる。
そして、肉厚な椎茸と旨味を吸い込みまくった皮を剥いた茄子。
ご一緒した人が「ぜひ!」という鶏のから揚げ。
私が揚げ物好きだからといっても、なぜ鶏から揚げをそんなにも推す?
と思ったら、こりゃ、マジですごいっす。
バッリバリの衣に、ジューシーな肉。
いや、そんな表現では伝わらない。
とにかく美味しい。
翌朝、目が覚めたとき、ぼんやりとした頭に最初に浮かんだのは、この鶏から揚げだったよ。
さらに別のご一緒した人の推薦。
戻しするめイカとセロリの塩味炒め。
イカがしっかりと、やわらかくなるまで戻されていて、セロリと歯ごたえ的に近づいている。
いやしかし、ここの料理のこの奥行きはなんだ?
里芋と鶏肉の旨煮。
旨煮って、本当に旨いね。
味噌のようなしっとりとしたコク。
このタレ部分だけでも飲める。
マコモダケと肉の細切り炒め。
切り方によって、食感も味も違って感じられるものだなあ。
板春雨とニンニクの芽、黒酢炒め。
板春雨って、なんだかすゆい料理が多くって、あんまり好きじゃなかった。
でも、これなら積極的に食べたい。
ムチっとした春雨が、ちょっと濃い目のアンを受け止める。
ムツの蒸し物。
脂のノリまくったブリンブリンのムツに生姜の香る透明なスープ。
そこに香菜。
さあ、これで頼んだ料理が全部来たけど、あまりに美味しくて、まだまだ食べていたい。
お腹にも優しいのか、胃袋にまだ余裕がある。
箸休め的に頼んだ干し海老とキュウリの和え物。
こういうものからして、感動があるわけですよ。
キュウリの皮を剥くというのは、家でも採用しよう。
紹興酒が1本空いちゃったし、ビールチームも空瓶を並べているから、ワインでもいってみる。
赤白1種類ずつしかないワインは、日本のサドヤのもの。
モンシェルヴァン。
トマトと卵の炒め。
火の通し加減が絶妙。
黄ニラとイカの炒め。
どれを食べても、いちいち盛り上げる美味しさがある。
ラーメン。
この清湯スープの深く澄んだ味わい。
具が卵だけというのにも納得。
いろいろ食べた後だ。
それに、このスープに具はいらない。
今は亡き渋谷のチャーリーハウスを思い出した。
炒飯。
このシンプルな炒飯を、ラーメンのスープをすすりつつやる幸せ。
なんで今まで来なかったんだろう?
定期的に来ないとね。
腹ごなしもかね、中目黒まで歩く。
晴れていれば、夜の散歩が気持ち良い時期だ。
途中、祐天寺に参ったり。
実を言うと、祐天寺って寺があるって知らなかった。
もうちょっと飲もうと入ったのが、ベネンシア。
シェリーのお店。
まずはフィノをいただく。
つまみも美味しい。
料理を食べにも来てみたいものだ。
シェリーの種類が豊富で、好みを言って出してもらうのが楽しい。
こってりと熟成されたシェリーを冷たい紅茶をチェイサーに飲むという提案に、目から鱗が落ちる。
なんとピッタリな。
年始、外で友達と食事をしたいと思っても、開いている店が少ない。
初詣に賑わう神社がある地域が狙い目だ。
突発的な新年会が開催されることになったが、さて、店をどうするか。
味坊が開いていることを嗅ぎ付けた方に感謝。
その前に、馬力で0次会。
ここに来たら、生ホル刺し盛。
そういえば、ここでは食べたことがなかったハムカツ。
薄ーい合成肉使用。
合成肉でないハムを使用している店は少数派なのか?
もともとハムカツは苦手だった。
というより、縁が朱色でパックに入っているようなハム自体を食べない。
最近になって、大衆酒場を案内してもらうようになってハムカツを見直した。
結局、揚げ物は好きなのだ。
でも、ちくわを揚げたのは無理だ。
練り物のハードルは高い。
チーズ揚げ。
懐かしい。
プロセスチーズをワンタンの皮で巻いて揚げてある。
ところで、このステンレスの皿、すごくかわいいと思うのだけど、どこで買えるのだろう?
コツネ串。
ナンコツの歯ごたえがポイント。
つくねって、ナンコツが入っているだけで美味しような気分になる。
さて味坊。
満席だ。
ワインに詳しい人が到着したので、コートを脱ぐ余裕も与えずにワインの入ったケースに連行。
エステザルクのプラン・シュッド
ル・レザン・エ・ランジュのファーブル
エガルディ・ドメーヌ・ドゥ・シャマンのオープン・ナウ
ドメーヌ・デュ・ムーランのソーヴィニョン
レ・シュマン・ドゥ・バルザックのイザ・ルージュ
あと、写真に撮り忘れたけど、追加でティエリー・ピュズラのロゼ。
ここはビオなワインも目的の一つだと思っていたら、ワインを全く飲まないテーブルも多い。
水餃子。
あんの羊が主張。
奥の老虎菜は薬味としても活躍。
この日のはあまり辛くなかった。
日によって青唐辛子の量に違いがあるようだ。
葱餅。
これ自体の塩分は控えめなので、他のおかずを巻いたり挟んだりしながら食べる。
ジャガイモの冷製。
老虎菜が間違えて運ばれてきた。
どのみち追加するものなので、喜んで受け取る。
追いパク用にパクチー別皿もマスト。
もちろん、後程おかわり。
芝海老と山芋の塩炒め。
黒板に書かれたおすすめから。
鶏肉の四川風炒め。
山椒がビシっと効いている。
台湾豆苗。
大きめの豆苗はザクザクとして旨い。
料理名が中国語らしき表記で何が書かれているのかわからず、聞いたら美味しそうだった。
豚のいろいろな部位と干し豆腐の醤油漬け燻製。
つまみに最適。
いやー、楽しい店だな。
Bなのだけど、くっきりしていて、メリハリがある。
東北風豚肉甘酢炒め。
豚肉は片栗粉か米粉かをまぶして揚げてあるのだが、片面により多くつけ、サクサクとモチモチの両方を楽しめる。
それが、ちょっと甘めのタレとよく合う。
寒いし、鍋もいきましょう。
不思議なことに、緑の韮の花のソースは胡麻ダレに入れると深みと旨味を増して旨いのに、そのままで舐めてみると、エグい。
凍らせて薄切りした羊や豚の肉を野菜、春雨と共にワシワシと。
なかなか忙しいな。
最後は、出汁の出たスープで胡麻ダレを割って、すする。
味坊炒飯なるものを頼んでみたら、ベビースターのような短い揚げ麺がはいったジャンクな美味しさの炒飯だった。
やはりこれも頼んでおこう。
焼豚入りで黒胡椒をガリっと効かせたフライドポテト。
味坊は終わってしまったが、楽しいと、帰りがたい。
目の前のバーで一杯やって解散。
法事の季節ですな。
というわけで、千駄木で家族ランチ。
大人5人、子供2人。
こういうときは中華だろうと、天外天の別館へ。
隣の席も法事帰りの黒装束な団体さん。
お通しはゼリー寄せ。
コースではなく、アラカルトでオーダー。
1皿5~6人分のものを。
棒棒鶏的な前菜。
子供用に焼き餃子。
でも、大人も食べる。
野菜炒め。
黒酢酢豚。
豚がカリっと揚がっていて、サックサク。
油の温度は、さすが中華だな。
こちらも子供用。
鶏のから揚げ。
オーソドックスなところが、むしろイイ。
イカのXO醤炒め。
フリットにしたタラバ蟹を海老味噌で炒めてあるのが美味しかった。
何かピンポイントで大きな感動を呼ぶということはないが、どれもちょっとずつ、平均以上に美味しい。
山椒の麻が効きまくりの麻婆豆腐はマストですな。
しっかり辛い。
白米と共に。
スモークダックの揚げ物。
中華蒸しパンに黒い甘辛ソースと一緒に挟んでいただく。
ハムユイ炒飯。
もっとハムユイ度が濃いとよいのに。
鉄板の担担麺。
味噌っぽさが濃い。
最後は杏仁豆腐。
ここでなければならないという店ではないが、来年もまた、法事の後に寄るかもしれない。
それはそれで楽しみだ。
そんな店。
お料理教室の後、新宿伊勢丹イタリア展で人の多さにうんざりし、神田で足裏マッサージを受け、味坊へ。
6人。
増床しただけでなく、こんな写真が壁に貼られてわかりやすくなってる!?
あの赤地に黒で書かれたメニューが早くも懐かしい。
ちょっと遅れてしまってごめんなさい。
既にワイン通な方により、白ワインがセレクトされていました。
ありがたい。
シチリアのトンナーラ・ビアンコ。
いつものごとく、冷蔵庫の一律2,500円のワインを勝手に物色し、飲むものを確保。
赤は外に出して温度を上げ、白とロゼは冷蔵庫でそのまま冷やしてもらう。
砂肝ネギの和え物。
老虎菜。
読み方はラーパーツァイでしたっけねえ?
青唐辛子、ネギ、パクチー、きゅうりを和えたもの。
これは、このままで食べるだけでなく、辛い薬味として色々な料理に加える。
途中でお代わりもしたな。
ピクルスのようなお漬物。
次はロゼ。
ドメーヌ・デュ・ムーランのシュヴェルニ。
さあ、本日のメインたちがやってきた。
野菜や干し豆腐と共に、タレに加える腐乳、韮の花のソース、ラー油。
韮の花のソースが始めて食べる味。
酸味と苦味があっさりしているけど深いクセになるバランスで、これを入れるとタレに捻りが加わる。
羊鍋。
スープは辛くない方を。
棗やくこの実、干し海老やら。
友達がここで鍋を食べているのがあまりに美味しそうで、この会をセッティングしていただいたのだ。
ありがとうございます!
シメでいただく麺と、薬味、調味料。
パクチー、白菜漬け、ごま油ニンニク、花椒や塩、山椒塩。
いまだ汚れを知らぬような胡麻ダレ。
これを好きに味変し、自分好みに仕上げる。
野菜も羊もザンザン入れて、次から次へと食べていく。
早々に羊をお代わり。
さらに豚肉も。
薬味やタレも追加。
こんな濃い料理には、赤を。
トリンケーロ 2006。
具から味が出て、旨味が増してる。
調味料や薬味を加え、スープとしてもいただく。
ちょっとした具合でタレの味が変わるから、「今、このタレがむちゃくちゃ美味しい!飲んで!」と、いい具合に育ったタレを回し飲み。
大騒ぎしながら貪る。
最初、「3人前で・・・」とか言っていたくせに、お代わりにお代わりを重ね、結局は人数分以上の肉を食べていたような。
いやー、こりゃ楽しいわ。
寒いうちに、あと一度は味坊で鍋りたい。
シメは太くて歯ごたえのしっかりした中華麺。
スープがいい頃合いで、たまらんのう。
追いパク必至。
続いても赤。
フレデリック・コサール、シャルソネイ・デュ・シュッド、G。
水餃子。
葱油餅!
大好きなメニューなのだが、ちょっと塩が足りなかった。
それが味に大きな影響を及ぼし、全体として薄ぼんやりした印象。
粉物は塩をきっちりと利かせるのが重要なのだなあ。
ガイヤーホフ、グリューナー・フェルトリナー ベルクフリート 2011。
オーストリアの白。
オーストリアのワインについて無知すぎて、名前の何が何を指すのか、全くわからない。
ティエリー・ピュズラ、クロ・デュ・ティエ・ブッフ、シュヴェルニのロゼ。
あともう少し何かつまみたいと、フライドポテトにパクチー、焼豚、唐辛子を和えたもの。
この日はちょっと塩辛かった。
またもやコストパフォーマンスの高さに感動しつつ、次へ。
飲みもあともう少しだけ。
駅近くで酒の大枡経営なワインバー、kanda wine-kanで1本。
ニュージーランド、リッチモンド・プレインズのネルソン 2011。
白っぽいピノ。
「エロ中に行く」と言っている人たちがいる。
どうやら、味芳斎というエロポスターが貼ってある中華料理屋に行くということらしい。
その店には特にそそられないが、メンバーが面白いから、参加させてもらおう。
と、まさかの支店。
エロポスターはない。
予約時に早合点したそうだ。
まあ、正直、どっちでもかまわない。
お通しのキャベツの酢漬け。
白胡椒と花椒が丸ごと入っている。
穀物酢のはっきりとした酸味が心地よく、箸休めとして、バリバリといく。
腸詰。
軽く炒めてある。
薬膳サラダ。
胡桃や松の実、クコの実、サンザシがたっぷりと。
蒸し餃子。
レバーピーマン。
下揚げして、唐辛子味噌ソースとからめてある。
ピーマンは歯ごたえそのままで、レバーと好相性。
もやし炒めには、木耳もごっそりと。
何気ないけど美味しい。
砂肝揚げ。
かなりしっかりと揚げてある。
好評を博していた。
王道以外のなにものでもない春巻き。
本当に普通。
紹興酒をいっときますかね。
丸ごと1羽な油淋鶏。
ちょっと甘めなタレが、自分の好みではなかった。
空芯菜炒め。
ザーサイとひき肉の辛子麺。
見た目ほど辛くない。
酢を入れると締まる。
これが、本日の目的でもあるメニュー。
牛肉飯。
とにかく辛いのだと言う。
見た目は赤くなく、口に入れると五香粉が強く香り、台湾を思い出させる。
そんなに辛くもないぞ…と、思ったのも束の間、飲みこんだあたりから、根深い辛さがやってくる。
なんだ、この時間差。
しかも、時間と共に辛さが増す。
もやしは、歯ごたえの楽しさだけでなく、辛さを中和させる意味もあるのか。
いただきものですが、とサービスでくれた梨で、どうにか回復。
また行きたいというものでもないのだが、こういう雑多な中華屋で、5人くらいの賑やかな面子でする食事は、やはり楽しい。
さて、ワインで飲み直しますかね。
この界隈はわからないので、タクシーで移動。
天現寺交差点近くのAMBIGRAMへ。
ボトルで白ワインを。
アルトアディジェのトラミン、ソーヴィニョン。
最初に洋梨の香り、そこから熟れていく。
岡山産タコのセモリナ粉焼き。
バルサミコソース。
タコがやわらかいのは、一度冷凍させているから。
料理は2皿分くらいずつ出していただく。
2種類のイワシのマリネとペペロナータ。
ブッラータと黒いちぢく、プロシュート。
濃厚クリーミーなブッラータは、皆様お好きだったようで、盛り上がっていた。
自分自身は、ブッラータにあまり興味がない。
クリームの味が得意でないからかもしれない。
赤は軽やかで香りの高いものを。
シチリア、パオロ・カーリのマンドラゴーラ、フラッパート。
バラの香り。
味よりも、香り優先。
異なる好みを持つ我々が、それぞれに要望を述べるから、ワインを選びにくかったと思う。
でも、結果的にみんな満足。
ペコリーノはサルドが塩分控えめで美味しいね。
このプレゼンテーションもそそる。
宴はこの後も続いておりましたが、一人電車に走る。
とにかく、オススメしてくださる店が毎回とてつもなく好みな方が「美味しい四川料理店があるから行こう!」とおっしゃる。
そりゃあ、参りますとも。
しかも、その方におかれましては「先週行ったばかりでも、また行きたい」と。
期待はマックス。
場所は赤坂。
メンバーは4人。
ビールで乾杯をしつつ、まずはお通しの干し豆腐とピーナッツ。
台湾旅行を思い出す。
ピーナッツには山椒が降ってあり、干し豆腐と共に、さらに期待を高める。
豊富すぎて迷子になりそうなメニュー。
じゃがいも細切り揚げ。
本当に細い。
そして、ハリハリ。
糸唐辛子のほんのりとした辛さ。
万能ネギと豆腐和え。
ごま油の香り。
やさしい中に旨味あり。
この2つは、辛い料理の箸休めとして、頼んでおくべき。
四川風鶏の冷菜。
辛いよだれ鶏ですな。
唐辛子だけでなく、山椒もビリリと効いている。
かわいいママが、「当分は裏メニューだけど、すごく美味しい」と言いつつ、携帯で撮った写真を見せてオススメしてくれた羊料理。
箸でほぐれる柔らかさ。
このソース、辛く痺れるのだけど直線的でなく、まろみがあり、深く濃い。
骨付きの羊があっという間になくなった。
このソースを持って帰りたい。
XO醤のように、これだけでつまみになる。
空心菜炒め。
高菜漬け入り魚の煮込み。
ひたひたなスープがまた美味しい。
油が浮いているのもかまわず、すすってしまう。
ご飯にかけたい、その1。
プルリとした肉質の魚。
四川料理の辛さには、紹興酒の甘さが丁度良い。
ピーマンの素揚げに甘めのソース。
ハチノスのマーラー風味。
ザーサイ、カシューナッツ入り豆腐炒め。
しっかりととろみがあり、じんわり美味しい。
満腹になりつつあったときだったのが残念。
ご飯にかけたい、その2。
汁なし坦々麺。
これはクセになりますなあ。
山椒と油の具合が好き。
食べたもの全てをリピートしたい。でも、他のメニューも美味しいと確信できるから、1つしかない胃袋が悩ましい。
仕事場の近くにあったら、ランチとして、かなりの頻度で来てしまいそうだと話ながら帰った。
中毒性が高い店。
もう、すぐにでも行きたい。2週続けて来るのを厭わない気持ちがわかった。
次の日、四川料理を消化するのが苦手なのか、昼過ぎまでお腹が空かなかった。
ご一緒したうちの2人は、朝から空腹だったそうなのに。
それだけが残念。
とにかくラーメンが食べたくて仕方がなかった。
欲を言えば、今は無きチャーリーハウスの透明なスープと細く腰のある麺を貪りたかった。
が、それは叶わぬ夢。
ラーメンを食べに行けないまま数日。
と、「ホルモン刺しが食べられるのも、あと少しなのかもしれない」とも思い始めた。
こういう時、twitterって本当に便利。
そして、持つべきものは食いしん坊でフットワークの軽い友達。
まずは神田の馬力。
赤ホッピーなぞいただきつつ、
ホルモン刺し盛り合わせ。
生ホル欲は満たされたので、すぐに移動。
味坊。
5人でスタート。
最初はこんなワインで良いでしょうかね?
ブルゴーニュのシャルドネ、ドメーヌ・ド・ラ・カデットのラ・スール・カデット 2009
ドメーヌ・デュ・ムーラン、シュヴェルニーのロゼ 2009
ラングドック、Marie et Frederic ChauffrayのSansSoo 2010
ラングドック、フレデリック・コサールのシャルソネイ・デュ・スッド G
砂肝とネギの和え物。
この間美味しかったからね。
お店のお姉さんにおすすめを聞いたところ、「辛いのが大丈夫だったら、コレ」と。
老虎菜。
香菜、青唐辛子、きゅうり、白ねぎ。
サラダな見た目で、かなり辛い。
が、旨い。
干し豆腐の香菜和え。
老虎菜はこんな風に、薬味としても大活躍。
あ、もちろん、パクチー別皿追加も忘れずに。
板春雨に豚肉、ほんのり酸味のタレ。
麻が聞いた麻婆豆腐も欠かせない。
ご飯を頼んだら、こんもりと山盛りでやってきた。
気前がいい。
前回学んだことを活かして、餃子は水餃子のみで。
後でおかわりもした。
海老と山芋の炒め。
プリプリとシャクシャク。
(この写真からWB変えてみた)
味坊特製麺を頼んでおきながら、写真を撮る前にほとんど食べてしまったり。
これまた絶対頼むべきメニュー。
豚バラと白菜漬煮。
と、ここらで1人追加。
ワインの白をもう1本頼んだのだけど、写真がない。
きゅうり。
青菜炒め。
この日はチンゲンサイか?
羊肉のクミン炒め。
さらに羊串を頼んだら、完全に被っていた。
これはどちらかで良し。
もやし炒め。
この後、「もうちょっと飲みたいねえ」と、新しくオープンしたビールバー的な店の閉店間際に押し入る。
赤の発泡ワイン1本と、八海山のビールなどをいただきましたとさ。
珍しく、記録より記憶の方が勝っていた夜。
いやはや、楽しかったなあ。
突発的ともいえる会合で、我も我もと参加者が増える高揚感。
また、味坊のユルいのに旨いっつうコントラストが、火に油を注ぐがごとく、さらに盛り上げてくれるんだ。
みなさま、ありがとうございました!
2005年7月 イタリア出張 2006年夏 ブラジル 2007年冬 ソウル 2007年夏 南イタリア 2008年秋 香港 2009年12月 ソウル 2009年2月末 アムステルダム 2009年9月 ローマ、ナポリ、チレント 2009年 阿蘇・久住・高千穂 2010年 札幌 2011年4月末 ローマ・タオルミーナ・アグリジェント・パレルモ 2012年4月 台北 MILANO 出張 NY PARIS 出張 SPAIN 出張 スヌ子の料理教室レポ ホームでパーティ 大人の遠足 家ワイン ・ 家飯 日本:東京以外 東京:イタリア料理 東京:スペイン料理 東京:タイ料理 東京:ビストロ的でもありトラットリア的でもあり 東京:フランス料理 東京:中華 東京:他 東京:和食
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