ウェルカムバック!
そうそう、この雑多なビル。
脱力なメニュー。
ユルいお通し。
それがタイ料理の名店、いなかむら。
微妙な店名とは裏腹に、とにかく旨い。
このお通しのピーナッツは、後から辛さ対策に役立つことになる。
計算されているわけではあるまい。
トートマンクンも、海老のすり加減が絶妙。
なめらかだったり、プリっとしていたり、ムラがあるのが美味しい。
この日は5人で。
ネームはサラダ仕立て。
ネーム自体はもちろん、揚げた米、何のハーブを入れるか、そのふんだんさも重要なんだなあ。
ネームサラダ of my life。
今回も特別にお願いして、ワインを持ち込み。
タイ料理に合ったのが、サザナミ・ビアンコ。
ファランギーナ。
コームーというのは豚の頬肉だったか?
タレも旨い。
それだけでつまみになるほどに。
ガイトード。
鶏のハーブ揚げ。
揚げたこぶミカンの葉とレモングラスもパリパリ食べる。
鼻に抜ける香りに法悦。
コブクロのヤム。
これ、自分にはコブクロの内臓度が濃すぎた。
お好きな人にはたまらないかと。
マヴィで買ったカベルネは、コームーと好相性。
この日の最強メニューなのが、揚げたナマズのラープ。
このハーブのごっそりさ。
骨までパリッパリに揚げたナマズのむっちりとした白身。
味付けの塩梅の良さ。
発泡な白ワイン、イル・ポッジョ。
豚のいろいろな部位の入った辛くない麺。
スープの深さでちょっと落ち着く。
ここで、2人が撤退。
残った3人で、つまみに干した牛肉の揚げたの。
いやー、やっぱりこの店好きだ。
写真を見ていると、思い出して唾液が出る。
さて、まだ時間的に余裕があるから、小岩のもう一つの名店にご案内いただこう。
前から来てみたかった大竹。
ハイボールだっけな。
ご案内役の隊長にすべてお任せ。
レバーの焼き加減、タレの味付け共に完璧。
こりゃ旨い。
ぬたも、まっとうに美味しい。
お漬物も。
盛り合わせてもらったどれもが、もれなく美味しくて、
景色がまた、いいんだよ。
なんだこの居心地の良さ。
常連な隊長に連れてきてもらったからなのかと思いきや、全員が初めてという人たちも、ゆったりとくつろいでいた。
客あしらいが程よいし、だからか、お客さん同士の交流がありつつも、しつこさがない。
この店が近所にあったら、どんなに助かることか。
次回は1軒目として来たい。
隊長、いつも素晴らしい店をご案内いただき、感謝に堪えません。
タイに滞在し、タイ料理にハマりまくり、習い、毎日のように作って食べ、タイ語を学びまでしている友達が「大好き」だというタイ料理屋が小岩にあるという。
そりゃ、行くよね。
小岩には初めて降りたけど、そそる街すね。
って、この外観。
名前は“いなかむら”。
看板には“居酒屋”って。
居抜き全開。
クリスマス継続中。
タイのテレビ番組がリアルタイムで放送され、タイカラオケ完備。
どこなの?
常連さんということで特別に許可され、ワインを持ち込み。
冷やすのはココナッツ型コロナネーム入りクーラー。
どこまでもユルくてイイ!
まずはシンハーで乾杯しつつ、アボカドのヤム。
これでいきなりガツっとやられた。
旨いわ。
海老や豚肉も入り、コクもある。
アボカドって合うね。辛さをまったりと和らげる。
ご一緒したタイ料理修行経験ありのタイマスターも膝を打つ。
料理は常連の友達が、事前に打ち合わせてお願いしてくれていたものが出てくるそう。
我々は口を開けて待っていればよい。
こんなつまみがお通し的に置かれちゃうあたりも、異国情緒。
とんがりコーンの意味って…?
誰も手をつけないし。
ピーナツだけなら辛さしのぎで人気だったかもしれない。
レバー入り豚肉のラープ。
キレてるなあ。
生臭さなど皆無。
タレの塩梅の良さよ。
ネームのヤム。
香ばしく揚がった玄米、同じ大きさに小さく切りそろえられたハーブや野菜。
繊細でいて強い。
ナマズの身をほぐして揚げたものだそう。
箸をあてると、ホロホロとほぐれるほどにモロい。
なぜ原型のまま揚げられるのか?
さらに甘酸っぱい青マンゴーのヤム。
そのヤムをサックサクのナマズにかけて食べる。
南蛮漬け的なクセになる味。
この揚げ力には、タイマスターも驚いていた。
油が良いのか、タイで食べるより美味しいそうな。
センマイ入りのゴイヌアは、肉の生々しい甘さがありつつ、ザクっと舌を刺す辛さ。
この日で一番辛い料理だったが、でも食べてしまう旨さ。
これだけヤムが続いても口飽きないのは、それぞれに全く違う味付けだから。
どーん。
豚の足丸ごと。
長時間煮込んで味をしっかりとふくませてから素揚げしているのだそう。
周りがザクっと煎餅のように香ばしく、中はしっとり。
けっこう脂もあるのに、重いと感じない。
こんなに手間のかかる料理を快く引き受けてくれるお店の素晴らしきことかな。
少し甘さのあるタレにつけると、キレが加わる。
オースワン。
デロリとはみ出さんばかりの牡蠣のタイもんじゃのような料理。
旨味凝縮なところに、さらに酸味が効いたタレをかけて食べる。
やわらかいようでいて、くっきり。
タイ料理はやはり、ソースが鍵だな。
サービスとして出してくれたのが、温かいスープの素麺。
バイホラパーという独特のヨモギのような苦味のあるタイバジルが骨格となっているスープに、野菜やミントなどのハーブがごっそり。
複雑に混ざり合いつつ、口をさっぱりとさせ、満腹でも箸が止まらない。
帰り際には店の方々の食事が始まり、高校生くらいの子が素晴らしく上手なタイカラオケを披露。
本当にここ、どこなの?
いや、どこであれ、通うね。
手間をいとわない、現地より美味しい料理も出すタイ料理屋。
ご案内役の友達に感謝を。
warmerwarmerのイベントがあるらしい。
下北沢のOrganDo+Wで、fabric campの方がクリスマスのディスプレイをし、我らがタイマスターのクミコさんが料理の腕を揮うとか。
そりゃ行くでしょ。
直前まで予定が読めなかったから、ぎりぎりどうにか滑り込むような感じで予約。
センスの良さって、もう、にじみ出ちゃうね。
クリスマスディスプレイは運送会社の手違いで間に合わなくなってしまったが、それでもすべてがイチイチ洒落てる。
料理はもう、さすがの一言。
クミコさんのタイ料理は何度かいただいているが、それでも驚く。
warmerwarmerさんの野菜自体の味の濃さにも感動。
豚の皮の揚げ物、インゲン、五寸ニンジン、タイの辛いソース。
そうそう、これはマストですな。
唐辛子のナムプリック。
アミの塩辛のナムプリックに、ゆるぎ赤カブ、モロッコインゲン、ハーブのような野菜が入った卵焼き。
一人参加だったのだが、スヌお料理教室の他のクラスの生徒さんチームに加えていただく。
いやー、楽しかった。
ホーモックプラー。
生なレモングラスの香り高いことよ。
揚げワンタンは自家製スイートチリソースで。
晩白柚のヤム。
クミコさんが作るヤム、好きだなあ。
牛肉とぶどうのヤム。
鶏手羽の八角煮と雲仙こぶ高菜。
ホロホロと骨から外れ、中華なスパイスが香る鶏はもちろん、この高菜の歯ごたえが独特のハリハリ感で、美味しい。
鶏出汁のスープには、青首大根入り。
汁もの好きにはこたえられない。
まだまだ食べたいね、ということで、追加メニューもオーダー。
有頭海老の春雨蒸し。
フレッシュな生胡椒がある今、食べないと!というわけで、豚と青胡椒の炒め。
豚のバイカプラオ炒めとジャスミンライス、揚げ目玉焼き添え。
お持ち帰りをオーダーする人も。
青森産スルメイカのヤム。
最後のデザートはタオスゥワンというもの。
黒糖ゼリー、緑豆、押麦、赤紫サツマイモのココナッツミルクぜんざい。
食べたしゃべった笑った。
皆様、またご一緒してくださいませ。
しかし、これだけの料理を作り、挨拶をし、場を回すクミコさん、やっぱ凄いわ。
ロムアロイを貸切って、チムチュム鍋をいただく会。
とはいえ、貸切りの場合のロムアロイは、ママが作りたいものを作るのが決まり。
当日にメニューが変わることも覚悟しつつ、集合。
この日は収容人数オーバー気味の13人で。
どうやら、予定通りにチムチュム鍋を食べられるそうです。
まずは、巨大なホーモックガイ。
かわいらしさを狙った飾り付けが、むしろエイリアン的。
ハーブごっそりとは、まさにコレのことですね。
量だけでなく種類も豊富で、香りの渦が鼻から口に抜ける。
どんなに待たされようとも、予約時の打ち合わせとは違った展開になろうとも、ママの料理を一口食べれば、それで良くなってしまうのだ。
13人前をその場で作るから、そりゃあ時間もかかる。
渡り蟹入りパパイヤのサラダ。
ここの深い味わい、味噌のようなコクを味わうと、他で食べていたのはなんだったのだろうか?と思うね。
さて、チムチュム鍋。
ハーブももちろん存分に。
つけダレは2種。
持って帰りたい。
畳み掛けてくる旨味。
ひたすら食べる。
美味しい鍋は忙しい。
こりゃ、確かに凄いわ。
常連さんがリクエストして、パンを買いに行き、作ってもらったエビパン。
そうそう、ここでコレを食べて、自分のエビパン認識が変わったのだった。
ナメていて申し訳なかった。
でも、そこいらの店で食べると、海老のすり身が申し訳程度にのっただけの揚げパンだよね。スイートチリでごまかされてるし。
ロムアロイは桁違いに旨い。
自分が知っている範囲内のことではあるが、都内最強のタイ料理店と言って差し支えないだろう。
貸切りなので、アルコールを持ち込み。
料理を待つ時間が長いから、飲んじゃうわけで。
ラ・ビアンカーラのイ・マシェリ。
ローヌ、ジル・アゾーニのル・レザン・エ・ランジュ・ブラン、ネジュマ。
ナナ・ヴァン・エ・カンパニー、ユー・アー・ソー・クール。
赤。
カラフェのグレコ・ディ・トゥーフォ。
ドメーヌ・ド・マージェの白。
ピンク色の日本酒は、なんと天吹。
ぴんくれでぃ。
そうそう、タイ料理の辛さにはどぶろくが合いますな。
山形の。
甲州、酵母の泡。
スペインのフスタ・ノヴァ、白。
イタリアの白、ラ・プレフェリータ。
高畠ワイン、シャルドネのスパークリング。
オーストリアのニーダーエストライヒ、グリューナー・フェルトリーナー、ヴァインツィアルベルグって、この中にワイナリーの名前ってありますか?
タイのワイン!
PBヴァレー・カオヤイ・ワイナリーのシラー。
もう少しあったような?
途中で追加しに酒屋へ走っていた人いましたよね?
幹事様、今回もありがとうございました!
駅前のバーで1杯飲んでから電車に飛び乗る。
この間お教室に参加をさせていただいたタイ料理研究家のmay先生が、ベトナム料理研究家の伊藤忍さん、インド料理研究家の渡辺玲さんとヤミーズディッシュというユニットを結成されたとか。
ディープなアジアン料理ユニット、何かしでかしてくれそうだ。
その第一弾イベントとしてBBQをするというのだから、詳細を聞く前に参加表明。
で、城南海浜公園ってどこですか?
最寄り駅からの遠さには驚いたが、気持ちの良い海沿いの広ーい公園。
そのBBQ場を貸切りだから、100名もの参加者がいてもゆったり。
アウトドア用の日よけや椅子、テーブルも十分に用意されていて、快適だ。
タイやベトナム、インドのビール色々や、タイのスパークリング、ワインが飲み放題。
といっても、みんな大人だし、料理もしっかり味わいたいから、そんなに飲まないのかもね、っと思ったら、途中で芝生に倒れ込んでいる人々もいましたね。
そういう無作為さ、好ましい。
各自飲みたいものを手に、陣地を確保する。
暑くも寒くもない日曜。
いやー、あがるねえ。
3人の先生のご挨拶。
注意事項は1つだけ、「全部のお料理を食べられるよう、最初にお代わりしすぎて満腹にしてしまわないように」。
了解しました!
空腹をかかえて、それぞれの焼き場や料理場を見て回る。
炭火で焼かれる牛肉。
これは何になるのかなあ。
モミジに竹串がぶっ刺してあるのも発見。
まずはベトナム料理から。
高円寺にあるベトナム焼き鳥店、BINH MINHとのコラボ、ベトナム風焼き鳥。
甘辛スパイシーなモミジと手羽先。
炭火で炙ってハチミツのような甘いタレを塗ったバゲットも、空きすぎたお腹に下地を作ってくれた。
こちらはインド。
スパイスたっぷりでマリネされたサーモンを鉄板で焼き、
ミント、香菜、レモン、青唐辛子のグリーンチャツネでいただく。
このチャツネ、他の料理に合わせても美味しくて、もっとたくさんキープしておけばよかったと、後から悔やんだほど。
ベトナムの次の料理は、牛肉のスパイシー焼き、腐乳ダレ。
ターメリックや五香粉、ベトナム醤油に漬け込んで炭火で焼いた牛肉を、オクラやレタス、香菜と一緒にライスペーパーで巻いて食べる。
これも、腐乳ダレが良い仕事をする。
アジアンなタレ、最高。
待ってました!may先生のタイ料理。
牛肉のグリルサラダ(ヤムヌア)。
先ほどの牛肉は、サラダになったのですね。
辛いけど旨い。
サラダなのに深い。
タイブースでは、アルミホイルに包まれた魚が出現。
ホイルの中身はタイ。
各自、青菜とミントや香菜、タイバジルなどのハーブ、タイの素麺、タオチオベースのタレを好きに合わせる。
もちろん、ハーブてんこ盛りでいただきます。
青菜で巻いて食べるのだが、ここでも味噌っぽいコクのあるタレに夢中。
今更ながら、タイ料理の美味しさは、辛さと甘さの両方があってこそだなあと。
辛さにばかりフォーカスしがちであった。
さらにタイ料理。
今度は串刺しの豚肉。
ムーサテ。
ココナッツの香るピーナッツソース。
だんだん歯止めが効かなくなって、お代わりしまくってますけど。
みんなで手分けして陣地に料理を運び、食べ、飲む。
BBQでも、緩急のあるメニューを構成しているmay先生の素敵さ。
インド料理ブースから、スパイスの香りが。
鶏肉にしっかりとスパイスが染みこんでいる。
ここでもやはり、グリーンチャツネを。
タイ料理。
バナナの葉やアルミホイルで包まれ、炭火で焼かれるものたち。
これ、自分的にこの日のナンバーワンメニュー。
ンゴップガイ。
粗挽き鶏肉とたっぷりのハーブが包まれることで蒸し焼きされている。
包みを開けた瞬間の香りたるや…。
やはりバナナの葉でつつまれたものの方が、程よく汁けが抜け、全体にしっとりとしてやわらかく、噛むとバナナの葉の香りも加わり、さらに美味しい。
いくつか持ち帰り、次の日のお弁当にしたのだけど、冷めても美味しさに遜色はなかった。
ベトナム料理では、BINH MINHコラボの焼き海老。
ニンニクの効いたタレと海老のミソが香ばしい。
タイのワインって、案外いける。
あれ?
これの記憶がない。
インドだったような?
タイ料理ブースでは、may先生がスタッフを支持し、青空料理教室の様相。
幅広麺は、生!
こういう演出、盛り上がりますなあ。
豚肉と青菜と幅広麺の醤油炒め、センヤイパッシーイゥ。
生麺だから、むっちむち。
そして、味付けの頃合いがまた、完璧。
これはベトナムだったかな。
調味料に漬けて焼いた魚とブンにたっぷりのハーブ、ナッツ、発酵海老味噌のタレ。
この日のタレをまとめて習う教室とか、本とか、あったらよいのに。
タイ、ベトナム、インドと、同じようなハーブを使っていても、合わせる調味料の違いからか、それぞれの国の味に仕上がっていて面白い。
インド料理。
まろやかでいて、インドの香り満載なタレを纏った鶏と、キーマカレー。
トマトで口当たり爽やか、でも濃厚。
インド料理は、ハーブや野菜のフレッシュさと、むせ返るようなスパイスの濃密さのコントラストが面白いな。
ムンバイパンも合わせて出してくれたのだけど、むしろインディカ米が欲しかった。
タイの麺は2順目。
食べたい人たちが自ら作り始める。
置いてあった卵で、勝手に目玉焼きを作成する始末。
油たっぷり、縁カリカリ&半熟でよろしく。
そうそう、こうしたかったの。
普段、デザートには興味が薄いメンツも、こういう機会ならいただく。
ベトナムのデザート、バナナの餅米包み焼き。
ココナッツミルクのソース。
気が付けば暗闇が差し迫る時間。
いやー、美味しかった楽しかった。
BBQとアジアンなタレの相性の良さを痛感。
最後の方、やはり満腹になった方々がいらっしゃったために残った食材や料理があって、貪欲チームはお土産としていただく。
第2回の開催を願って止みませぬ。
青空の下、本場感満載なタイ、ベトナム、インドの料理を満喫できるなんて、贅沢極まりないイベントだった。
お誘いくださった友達、ご一緒した皆様にも、御礼申し上げまする。
さて、最後に軽く〆たいよね。
と、大森駅近辺をさまよう。
なんだか気になる場末っぷりだけど、日曜だから、どこも閉まっている。
探すのをあきらめ、
駅に併設された建物内のキリンシティで乾杯。
玉こんにゃくのアヒージョが新鮮に美味しかった。
ティッチャイ・タイフードのタイ料理教室に通っている友達が腕前を披露してくれると、味の方向性が本当に好み。
以前にプライベートダイニングを体験し、ますます興味が増していた。
そしてやっと、念願のお教室参加。
スペシャルレッスンで。
企画してくれた方に御礼申し上げます。
たっぷりのスパイスやハーブに、高揚。
知っているものでも、タイならではの品種があったりして、面白い。
タイの赤玉葱ホムデンを使って、
揚げ玉葱を作るところからスタート。
火を止めるタイミングを間違わないように。
自家製のものは油がまわっていなくて、軽やかに甘い。
残った油を料理に活用できるしで、良いことづくめ。
スパイスを炒めるコツなどを習いつつ、香りに悶絶。
すでに美味しそう。
タイ料理は、追加で出てくるソースがまた、重要なのですよね。
この大きさのミキサーが使いやすそうでそそられる。
焼いた肉や魚に合わせるだけで、タイ料理になりそうな。
煮炊きしている時間に、カービングまで教わる。
鶏のスープって、すごくタイ料理らしい気がする。
これを再現するために圧力鍋購入を検討する人続出。
ご飯を混ぜ合わせるのに使うのは、寿司桶ではなく、ホウロウの洗面器。
かわいい。
コレ、欲しいです。
混ぜ方も、タイ米とジャポニカ米では違うのですね。
辛いのが得意でない人もいるので、唐辛子は後から加えることに。
すり鉢でガンガンと荒目に潰す。
スープ完成。
may先生が味を作っていく過程を間近に見られたのが、大きな収穫だった。
調味料の入れ方、どういう味に持っていくために何を入れるか。
味の構築方法を学んだ。
日本料理や西洋料理とも少し違う味覚の構成がそこにはある。
料理途中の味、出来上がった時の味、テーブルで食べる時の味、それぞれに違うというのも強く意識した。
これはすべての料理に共通することだけれど。
肉はしっかりと水分を飛ばして。
盛り付けにもお国柄が出る。
いただきます!
鶏肉のイスラム風スープ、スップガイ。
ジャガイモや玉葱、胡椒が入っているのがイスラム風なのだとか。
透明な鶏スープなのに、深いコク。水っぽさなど皆無。
甘味や酸味を加えてあるからだろう。
牛肉のスパイス煮込み炊き込みご飯、カオモックヌア。
ご飯もそれだけで食べられるくらいに味付けしてあるのがタイ式だそう。
スパイスをふんだんに使ったソースを混ぜ込んである。
炊き込むと、水加減が難しいということで、混ぜご飯方式で。
牛肉のスパイス煮も、やはり甘味と酸味のバランスが絶妙。
牛肉の煮込みは、ギシギシした繊維っぽさが気になることが多いのだけど、これは全く意識せず、ひたすらに美味しかった。
そして、先ほどのミントとパクチーのグリーンソースが大活躍。
残さず舐め取るようにいただく。
タイの人たちは脂っこいものを好まないそうで、酸味の効いたソースを加えて、爽やかさを足して食べるのだという話が面白かった。
飲み物は持ち込みで。
ビールを飲む人は飲みつつ、ワインに。
シチリア、テッレ・ネーレのエトナ・ロザート 2010。
バローロ・リゼルヴァ・コルダナ 2004。
北海道のワイン、北島秀樹、ツヴァイゲルト・レーベ。
このワインの青々しさが、タイ料理にぴったりだった。
さすがのセレクション。
オーストリアのフーバー、グリュナー・フェルトリナー、オーベル・シュタイン。
四恩醸造のローズ、白 2011。
前に飲んだものより、白濁して、より美味しく感じた。
1皿の量が多いので、持ち帰る人もちらほら。
このパッケージが、タイっぽい!
ハーブティでシメ。
かわいい外見と豪快な気質のmay先生のキャラクターにも夢中。
またぜひ参加させてください!
前は新大久保にあったプアンタイ。
タイ料理にはまり始めた頃、検索すると、この店が「最もディープ」と紹介されていた。
そんな言葉に惹かれて訪問。
料理の味、メニューの豊富さ、そして、カウンターだけの青い空間、その全てが確かにディープで、何度か行った。
その後、目黒に移転し、さらに大久保店も出来たとか。
ママは大久保店にいることが多い様子。
タイ料理に精通し、タイ語も話す友達と、インド料理のムットの後にプアンタイ大久保店の前を通りかかったら、ママがいて、常連だった友達とタイ語で再開を喜び合っていた。
では、タイ祭りの打ち上げ的に、5人で新生プアンタイに行ってみよう。
詳しい人たちがいるから、メニューの選択はそちらにお任せ。
豚肉揚げ。
ソムタム。
生春巻き。
カナー菜の炒め。
カナー菜って、チンゲン菜っぽいけど、よりシャキシャキとして美味しい。
豚皮揚げ。
タレは甘辛濃厚で美味しいのだけど、豚皮がしけっていた。
袋入りで売られているものだから、開けたのがちょっと前だったのかもしれない。
それを伝えたところ、新しいのを出してくれた。
タイやラオスの各種ビールで、乾杯!
暑くなってきたころだったから、タイ料理とビールがぴったり。
ゴーヤと魚介のサラダ。
豚首肉焼き。
脂多目ながらキレが良い肉に、少し甘くてスパイシーな下味をつけて焼いてある。
唐辛子とナンプラーのタレに浸しつつ食べると、風味が変わるのもイイ。
ラープ。
これ、この日の一番。
そういえば、ここのラープって美味しかったんだと思い出す。
生臭さはないのだけど、ちゃんと肉。
そして、フレッシュなハーブが満載。
イサーンソーセージ。
生姜と一緒にかじるのが決まりですな。
ビールは腹が膨れてしまい、あまり飲めない。
でも、エスニックな料理屋だと他に選択肢がないのが辛い。
ワインの味はわからなくなってしまうから、紹興酒くらいが良いのだけど、置いていないところも多い。
追いパク(追加パクチー)も忘れずに。
カオクルックカピ。
海老味噌炒飯で、のっている錦糸卵や干し海老、セロリなどを混ぜて食べる。
腐乳麺。
腐乳入りで深い味わいのスープが美味しいのだけど、何も言わなかったら、麺が太麺できてしまった。
細い麺を指定すればよかった。
ナンコツ揚げ。
相変わらず異国感にあふれた店。
旅行しているような気分になって盛り上がる。
さて、ビールで胃が膨れすぎている。
別のものが飲みたい、ということで、タクシーに乗って中野坂上に移動。
初めてのプチコニシ。
本当に酒屋だ。
そして、品揃えが好み。
ボトルで白を。
お店の価格にいくらかプラスして持ち込めるのが楽しい。
オーベルニュ、ピエール・ボージェのピノグリ。
立ち飲みの気楽さってありますな。
料理は特筆すべきものではないが、必要十分ではある。
サバのマリネ。
ルーコラのサラダ。
焼きズッキーニ。
フライドポテトがこのように出てきた時には、絶望しそうになった。
細い王道フライドポテトが好きなのです。
が、ローストポテトと思えば美味しい。
チーズはこうやって選ばせてくれる。
ついでのある場所にあったら、何かと寄ってしまいそうな店だ。
赤はサン・ニコラのキャバレ 2009。
いやー、楽しかった。
良い流れでしたな。
スヌ子の料理教室仲間である方が通っているタイ料理教室、ティッチャイタイフード。
洗練されていつつ本場感も満載な美味しいタイ料理が学べるという話を常々聞いていた。
料理教室には通えないけれど、一度その味を体験してみたい。
と、たまに開催されるプライベートダイニングを生徒様が予約してくださいました。
ありがとうございます!
遅れての到着だったので、まずはこちらから。
(正しき順番と詳しい料理については、今回も>キョーエさん任せ)。
各種茹で(蒸し?)野菜や卵焼きをタイのエビ味噌やアンチョビのようなものが入ったソースをつけて食べる。
このソース、むちゃくちゃ辛いのだけど、旨味も濃いから、バランスが取れている。
美味しいタイ料理のポイントって、そこなんだろうなあ。
それにしても、ソースが美味しくて、ご飯や麺にかけて食べたいほど。
アルコールは各自持ち込みで。
これはベルギーのフランボワーズビール。
「1口で食べてね」と言われたのが、生牡蠣にハーブや干し海老などがごっそりと盛られたもの。
牡蠣の香りや味を邪魔せず、タイ料理に仕上げるハーブ使いの巧みさ。
内臓や皮が入っている豚のラープ。
ラープって、時々臭いすぎるのに遭遇するが、ここのは処理がきっちりとされているからクリーン。
内臓の個性的な美味しさだけが抽出されたような。
ミントを合わせるというのが、好み。
クレマン・ド・リムー、レ・グレムノス。
ストレーレのソアヴェ。
つぶ貝のサラダ。
バイマックルーは細く刻まれ、口の中で残ったりしない柔らかさで、香りを放出している。
甘酸っぱ辛いタレが絡んだつぶ貝の美味しさ。
山形、酒井ワイナリーのまぜこぜワイン、赤。
ヴォーシェールのブルゴーニュ・ルージュ。
揚げたカレイに酸味のあるソース。
このソースも手間がかかっているなあ。
料理上手なタイ人奥様に招かれているかのような食卓。
鰤のアラのトムヤム。
鰤の鉄っぽさとか、アラの臭みが中和され、コラーゲンたっぷりな旨味の塊として味わえる。
皆様は先に召し上がっていたものを、遅れて参加なため、ここでいただく。
蒸し鶏2種。
羊をタイ料理で食べるのは初めて。
仔羊にレッドカレーペーストをアレンジしたソース。
ここの料理全般に言えることだが、スパイスやハーブがしっかりと香るのに、肉や魚介、野菜の味を圧倒することがないのに驚く。
クロ・デュ・ロワ。
パッタイも、深みが違う。
添えられたバナナの花は、そのまま齧ると渋いのだけど、パッタイを口に入れてからだと爽やかで、渋く感じない。
ココナツミルクのお汁粉には、カボチャと人参(?)のむっちりと半透明な団子入り。
レモングラスティーは、その場でレモングラスを叩き潰し、甘さを加えたもの。
噂に違わぬ洗練ぶりとバランス感覚に終始うっとり。
また味わえる日を夢見ております。
ロムアロイには、いつも超常連な方に連れて行っていただく。
だから、メニューは特別らしい。
料理人であるママが、「他の人には作らない」宣言していた鍋をいただく会。
かなり遅れて到着してしまったので、既に料理が並んでいる。
本当に申し訳ございません。
ここのを食べたら他では食べられない生春巻き。
前回感動した揚げパン。
なまずのハーブ揚げ。
素揚げした各種ハーブがまた旨い。
サクサクとして、程よい香り。
貸切りだったので、お酒の持ち込みを。
この醗酵シードルがフレッシュで、身体に優しい美味しさ。
レバーの炒め煮にはパクチーの根っこが使われている。
この日本酒、通な人の持ち込みだったのだけど、さすがな美味しさ。
いまだ醗酵中といった酵母の風味で、超微発泡。
せんきんの山廃純米無濾過生原酒。
鍋の薬味が出てきた。
歓声が揚がる。
真ん中のピンクのは、生のレモングラスの摩り下ろし。
生姜も入っていると言っていたような。
これが、キレをもたらし、欠かせないほどの良い仕事をする。
ハーブ以外の野菜は全く入っていない鍋。
豚、海老、イカゲソ。
そして、半分近くが白木耳。
タイのバジルや、パクチー、レモングラスなど、とにかくハーブがふんだんに入っていて、日本で食べるには贅沢な鍋。
深くやわらかで、爽やかでさえある、複雑な出汁。
トムヤム鍋だというが、トムヤムというので知っているものを遥かに超える美味しさ。
残念ながら、これをまた食べられることはないだろう。
色々な異なるものを食べさせたいというママ。
常連の方とご一緒でも、もう作ってもらうのは難しそうだ。
でも、この店の面白さはそういうところだ。
これまた特別に作ってくれた酔っ払い麺。
タイから届いた幅広の生麺使用。
酔っ払い麺の理由は、辛くて目が覚めるからとか。
確かにかなり辛い。
ここでは基本的に、こちらで決めたりせず、お任せして、出してくれるものをいただくのが最も楽しめる。
一見さんお断りでもあるようなので、ルールが色々あることをわきまえる必要アリ。
その価値はある。
2005年7月 イタリア出張 2006年夏 ブラジル 2007年冬 ソウル 2007年夏 南イタリア 2008年秋 香港 2009年12月 ソウル 2009年2月末 アムステルダム 2009年9月 ローマ、ナポリ、チレント 2009年 阿蘇・久住・高千穂 2010年 札幌 2011年4月末 ローマ・タオルミーナ・アグリジェント・パレルモ 2012年4月 台北 MILANO 出張 NY PARIS 出張 SPAIN 出張 スヌ子の料理教室レポ ホームでパーティ 大人の遠足 家ワイン ・ 家飯 日本:東京以外 東京:イタリア料理 東京:スペイン料理 東京:タイ料理 東京:ビストロ的でもありトラットリア的でもあり 東京:フランス料理 東京:中華 東京:他 東京:和食
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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