今年の夏は、細かく旅行気分を味わおう。
平日に休みを取った前日、仕事終わりで友達と待ち合わせ、野毛に遠征。
今回も、野毛ドル様にお世話になります。
お腹がすきすぎているので、みつ徳でやんわりと始める。
お通しにも工夫がある。
じゃこ天とカボチャの入ったきんぴら。
シメサバは昆布ジメ。酸味は控えめで、旨味が増している。
ここに来たら絶対に頼むのが、しっとりと甘めな味付けのおからコロッケ。
野毛ドル様と乾杯し、次の店へ。
FFという愛称で呼ばれたりもしている福田フライ。
もやしをニンニクがっつりな辛めのタレで。
衣と身の歯ごたえのコントラストにやられるアジフライ、揚げもつと皮串。
ここのもつは甘味と旨味を残して脂が切れてる。
そうそう、刺身や煮物も美味しいのだ。
ミル貝とヤガラのお刺身。
こんなに寛いで写真を撮ったりできるのも、常連な野毛ドル様とご一緒だからですな。
感謝です。
平日だし、ゲリラ豪雨の後だから、人の出も少な目。
お馴染み都橋商店街。
野毛に来て、ホッピー仙人に来ない手はない。
運よくカウンターに席があった。
ハーフ&ハーフをいただく。
ここで飲むホッピーは、なんでこんなに美味しいのだろう?
それに、仙人との会話が楽しいのだ。
新たな情報を得て、世界が広がったり。
さて、華のドアを開けると、満席。
では、ミヤコバシ116で今後の進路を考えよう。
女性がいないと入れないお店。
1人客がふらりと立ち寄り、店主と女性同士で話をし、溜飲を下げたり士気を高めたりして帰っていく。
いいなあ、こういう店。
ミントの入った白秋のソーダ割りに、鶏ハムとキュウリのスイートチリソース和え。
飲み物も料理も、丁寧でクリーン。
さすが野毛ドル様は、多くの札を持っていらっしゃる。
川を渡り、ソープランドがあったりして、女性1人では歩くのがはばかられるエリアで怪しく光る中華料理店。
青香延。
中国でも東北部の料理がメインの店だ。
店に入ると、装飾も聞こえてくる言葉も異国。
お通しと、麦茶ハイで、この日何度目かの乾杯。
とにかく膨大なメニューがある。
カイコの唐揚げなんてのも。
干し豆腐の塩味和え。
化学調味料がっつりだけど、旨い!
生ネギの辛味や、ちょっと戻したようなプリっとした歯ごたえの豆腐がいい。
ほんのり香るクミンが隠し味かと思って聞いたら、入れていないと言う。
他の料理に使った時に、混ざっちゃったのかもしれないね。
でも、次回もクミンが混入していてほしいなあ。
皮から手作りな水餃子。
野毛ドル様のお友達がオススメしてくれたジャガイモ、ナスとピーマン炒め。
ジャガイモやナスは一度揚げてある。
東北部といえば、羊串。
羊自体にまとわせてある味噌的なスパイスソースのおかげで、肉がしっとり。
ここの羊串、好きだわあ。
漬物とスペアリブの鍋煮。
春雨も入っている。
白菜の漬物の酸味と熟成味、スペアリブの出汁とが一体となったスープが、深くて美味しい。
ご飯を入れたら、たまらんだろう。
さすが、野毛ドル様セレクションはぐっとくる店ばかり。
お店の人たちも親切だし、宴会を開いて、大勢でメニューを片っ端から食べつくしたい。
土曜のランチや早めの時間で、どうかね?
やはり来ました、アポロ。
前回の印象が素晴らしくて、どうしても再訪したかった店。
カウンターが空くまではテーブル席に。
この赤白チェックのテーブルクロスと美しい影を映す電燈には、2回目でも盛り上がる。
あれ?
メニューがきれいになってる。
カウンターに移動して、水割りを。
コースターにも横浜情緒。
やはりコレだよね。
妙に美味しいチーズピザと、アポロサラダ。
ただシンプルなだけじゃない、研ぎ澄まされている。
常連の方から、ハーパーの12年をソーダ割りでご馳走になったり。
梅酒のようにフルーティ。
ご一緒した人はウィスキー系が苦手だそうなのだが、これは美味しいと。
シメには、ガーリックライス。
缶詰のマッシュルームや、細かく刻んだ茹で卵がいい。
これまた麻薬的に美味しくて、満腹を訴えていた人たちも匙を手放せない。
古いジュークボックスが現役で活躍している店は、日本にもたくさんはない。
隣り合わせて話をしたカップルの男性は神戸から来ていて、ジュークボックスのある神戸の古いバーでアポロを薦められたそうだ。
とはいえ、初めての客にも気さくに話しかけてくれる明るいマスターが、この店の最大の魅力。
野毛ドル様、またもや素晴らしいご案内を、しかも平日の夜遅くまで、ありがとうございます!!
これに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。
翌日、馬車道のホテルから中華街まで歩いてみよう。
と、あの電飾看板は!
コーヒーの大学院、ルミエール・ド・パリ!
朝はどうしてもコーヒーが飲みたくなるので、昔ながらな喫茶店と検索して、気になっていた店ではないか。
入口からしてそそる。
この盛りっぷり。
独自のセンス。
いいわあ。
メニューのデザインも内容も理想的。
カレーやクロックムッシュなどが選べる525円のお得なモーニングセットがあるのだが、中華街で朝食を取る予定なので、単品のコーヒーにする。
近所にチェーンのコーヒー店があっても、ここの方がお得だし美味しいぞ。
何より楽しい。
奥にはゴージャスな特別室もあった。
無事に武夷へ到着。
前回、野毛ドル様におすすめいただいて食べた肉まんが美味しかったので、他のメニューも食べてみたいということで。
店の奥のイートインスぺ―スに直行。
物置きと化していた席を空けてくれた。
隣では、おばちゃんが仕込み中。
さつまいも団子かな?
ちゃんと手作りしていることが証明されました。
油條と豆漿。
豆漿は温かい甘い豆乳で、台湾などで飲むたびに「そんなに好きってもんでもないな」と思うのだが、なぜか頼んでしまう。
和え麺とワンタンのセットも。
麺は初めてと言うと、お店の人が混ぜてくれた。
下にピーナッツだれがいる。
味付けが甘めなので、添えられた高菜と一緒に食べるのがいい。
まずは金陵で北京ダックとサックリングピッグを買う。
検索していて寄りたいと思っていた店も巡ろう。
中華調味料店の萬福臨では、自家製の無添加豆板醤を。
聚楽では昔ながらの作りの月餅を購入。
ナッツ入りのはワインのつまみにもなる。
マーラーカオも美味しそうだ。
紅棉ではエッグタルト。
その場で食べると言ったら、お盆にのせてくれ、脇のベンチで食べなさいと。
小ぶりな大きさがちょうど良い。
タルト生地は塩が効いて、卵度の高いプリンとのバランスを取っている。
次回は池波正太郎先生ゆかりの清風楼でシウマイを買って、麺も食べたい。
シウマイは、スヌ先生が以前に買ってきてくれ、肉が純粋で美味しかった。
金陵のサックリングピッグ!
中目黒のお宅にお邪魔して、ゆっくりと味わうことにした。
ビニールに入れられていたことでふやけてしまった皮は、魚グリルで4分ほど焼くと、
ザックザクな歯触りが戻る。
これを家で心行くまで食べられるなんて、素晴らしいじゃないか。
しっとりジューシィでも重くはない。
途中で美味しいハチミツをたらしても美味しい。
北京ダックは4分の1で、下の方をいただいた。
前回買った時に、下の方が脂が多いから、最初はあっさりめの上が良いと言われ、それに従った。
確かにこちらの方が、脂が滴っている。
ま、どちらも旨いので、好き好きだな。
甘すぎない良い塩梅のタレが身の奥までしみ込んでいるので、予備のタレは使わなかった。
クレマン・ド・ブルゴーニュで乾杯。
これらをワインと一緒に食べられるのが、持ち帰りの特典。
さっとキュウリとミョウガ、カイワレの胡麻酢和えが出てきたり。
トリンケーロ 2006。
やっぱり赤ワインですよね。
スープを出してくれるとは。
嗜好をわかってくれている人はありがたい。
ジュゼッペ・ガッバスのアルベスキア。
サルディーニャのワインのスパイス感が合う。
原材料の少なさがいいね。
萬福臨の15年熟成豆板醤があまりに美味しそうで、
最近ハマっている汁なし半田坦々麺。
満足満足。
野毛ドル様並びにご一緒してくれた友達に御礼申し上げます。
軽く二日酔いな2日目はこちらから。
市場の中にあるパラダイス・アレイでモーニングセット。
自由料金って言われると、どうしていいか困るよ。
店内装飾も自由だ。
お!かわいい!
パンはその時の状況次第。
後から来た人たちは違うパンだったり。
美味しいパンとコーヒー、ハチミツ。
やわやわな半熟卵はパンですくいつつ食べるべきだった…(最後に卵を食べて、難儀した)。
こだわった素材できっちり美味しく、ゆるいがオシャレでもあるというのは、鎌倉で食べるのに理想的な朝食だ。
有名な顔アンパンを買ったり。
1つくらいは寺に行こう。
竹の庭で有名な報国寺へ。
予想以上に竹。なんと濃密な。
しっとりと吸い込まれるような重力がある。
周りに人がたくさんいても、まるで1人でいるようで、心が静まる。
これからは、飲み食いの合間に寺を1つ組み込むのをマストとしたい。
タクシーを拾おうとするも、やはり流しのタクシーがいない。
バスで鎌倉へ。
そして、逗子からバスで。
まださしてお腹はすいていないが、ランチを予約している。
地元の人たちから勧められたシチリア料理の店、ピスカリア。
この辺りにはそそられるイタリア料理屋が多いね。
フランス料理屋で気になる店は見つけられないのに。
自家製ジンジャーエールとスプマンテの食前酒。
辛いくらいのジンジャーが爽やかで、食欲を喚起する。
お通しは、瑞々しいズッキーニのガスパチョ。
ランチはパスタを頼むと、前菜が6種付いてくる。
パスタの量が多いので、3人でメインも食べたいなら、前菜3人分でパスタ2皿にメインというのが適切とのこと。
この日の冷たい前菜は、ねっとりしたメジマグロのタルタル、
サバとピーマン、ひよこ豆、枝豆、白インゲン豆、ドライトマトのサラダ、
まろやかな酸味のある冷たいカポナータ。
いちいち美味しい。
温かい前菜で、オクラのフリットには、ドライトマトとアーモンドのソース。
生シラスの揚げ焼き。
海沿いらしく、魚が充実していてうれしい。
フォカッチャはお腹に余裕がなくて、食べられなかった。
モヴィアのルナー 2008。
本日のパスタの1つ、赤イカと万願寺唐辛子のペンネ。
辛くなく、唐辛子の風味だけがある万願寺唐辛子が良い仕事をしている。
地ダコのピリ辛トマトソースのスパゲッティ。
タコ出汁とフレッシュなトマトソースの組み合わせが、この海沿いでの昼食にぴったりハマった。
パスタがイカとタコで似てしまうのではないかと危惧したが、オイルソースとトマトソースで全然タイプが違って、それぞれに美味しい。
本日のお魚から真ゴチを、アクアパッツァにしてもらう。
塩辛くなく、物足りなくもない良い頃合い。
鯛をさらにむっちりとさせたような白身が美味しい。
デザートにキャラメル風味の濃いセミフレッド。
食後のコーヒーもちゃんとしている。
さらにバスで葉山へ。
場所を移転したというSUNSHINE+CLOUD。
葉山に似合うデイリーで趣味の良い服や雑貨が満載。
散在必至だ。
大きな看板が出ているわけでなく、知らなかったらたどり着けない。
連れてきていただき、ありがとうございます!
併設のカフェ、OVER EASYは長尾智子さん監修だそう。
ビールはヨロッコビールだったかな。ハーフを。
おつまみに添えられたソイスコーンは、大豆の味がして、ホロホロと旨い。
茹で卵のアンチョビのせ。
柚子胡椒とアボカドのディップ、カッテージチーズのトルティーヤ。
シンプルな料理も、少しの工夫で特別になる。
その工夫の方向が、好み。
渋滞を避けて、山側のバスで逗子へ。
ああ、楽しかった美味しかった。
ずいぶんとリフレッシュさせてもらった。
ご一緒してくれた皆様に感謝です。
次は秋ですな。
前の鎌倉遠足では、まだまだ食べたい店がたくさんあって、後ろ髪を引かれる思いで帰路に就いた。
やはり鎌倉は遠い。
これは泊りしかないな。
ということで、泊りがけで鎌倉・葉山を飲み食いすることにする。
とある土曜日。
まずは、鎌倉に来る目的でもあるオルトレヴィーノ。
ワインはオススメをうかがいつつ。
まずはアドリアーノ・アダミのプロセッコで乾杯。
料理はイートイン限定のものもある。
インゲン豆、パプリカとソフリット和え
茹で芋とサバマリネ
イカのタルタルはドライトマト、ディル、バーベナと
ビーツを練りこんだフクシャピンクのパスタはジャガイモとタレッジョチーズのトルテッリ、バター、セージ、パルミジャーノで
黒キャベツと自家製サルシッチャのトマトラグーをタリアテッレで
ローズマリーとセージのプレゼンテーションが美しかったのが、細かなハーブパン粉を纏わせた仔羊ロースト
脂が美味しいポルケッタ
ジャガイモのフライ
舞茸のグリル
チーズ盛り合わせには、洋ナシをくっつけて発酵させたものや、クランベリー風味のゴルゴンゾーラも
アオスタのレ・クレーテ、シャルドネ。
サンドロ・ファイのヴァルテッリーナ・スーペリオーレ、コスタ・バッサ 2009。
料理もワインも店の設えも、すべてのセンスの良さに、今回も感嘆。
わざわざ来る価値のある店だ。
さて、次の目的地に向けて歩こう。
辛かったら途中でタクシーを拾えばいいと思ったら、流しのタクシーがほとんどいない。
疲れてきたところで、気になる店を発見。
前回はなかったよね?
スペインバルか。
感じがいい。
鎌倉ビールで喉を潤し、
カウンターにあったピンチョをつまむ。
作り置きで乾燥していたけど、スペインらしいカスカスしたパンと具の塩梅が本場っぽい。
夜に改めて来てみたいと思わせるものがある。
暑いが、散歩が楽しい街だ。
ロング・トラック・フーズ到着。
福田里香さんご本人がいらっしゃって、かき氷をやっていた。
手作りのシロップを全て少しずつかけて、
最後は和三盆。
かわいい!
好きなスプーンでどうぞというセンスがまた、洒落ている。
それぞれの味も、組み合わさったところも美味しくて生き返る。
また食べたいなあ。
せっかくですから、海も見ておきますかね。
浜には若者がみっちり。
エスニックな料理屋が並ぶ屋台村的なところに座る。
なぜここにしたかというと、シンハーの生ビールがあったから。
一応、何か食べてみますかね。
ソムタム。
まあ、普通。
ブラジル屋台にちょっとそそられて、
リングイッサ。
海辺で食の選択肢があるということが大事なんだ。
そろそろ夕暮れ。
日帰りの1人を鎌倉駅に送り、
姉さんオススメの居酒屋、いさむ。
商店街を脇道にそれたところ。
女性のみでやっていて、やわらかな居心地の良い店。
ビールと、お通し。
小アジの南蛮漬け。
酢の具合がいいねえ。
夏野菜のぬか漬け。
地アジの干物。
小ぶりで旨味がぎゅっとつまっている。
カウンターにはお湯をはった溝があり、日本酒を自分好みに燗する。
こりゃ、揚がる。
鶏肉とピーマンの塩麹炒め。
限られたメニューながら、どれも丁寧に作られた家庭料理でホッとする。
近所に住んでいたら、家族でちょろっと立ち寄って夕食をとったりするんだろうな。
確か、エレベーターというメニュー。
名前の由来を聞いたのに、忘れてしまった。
カリッカリのお揚げに大根おろし。
ジャコとネギの入ったトロトロ和風オムレツ。
日本酒を追加して、酒盗も。
さて、今夜は長いよ。
ビルの2階、コマチーナの横にあるブルールームへ。
地ビールを飲み、きゅうりとパクチーのサラダ。
ピッツァ・マルゲリータのSサイズ。
さほど期待していなかっただけに、美味しくてびっくりした。
もっちりとした縁と薄い中央部、具と生地の香りの融合。
移動途中、ジェラテリア・イル・ブリガンテの前を通ったら、まだ開いている。
売り切れてしまったフレーバーが多いので、お店の方のオススメに従い、ベルガモットとコケモモの2種にする。
ベルガモットを先に食べ、口に入れてしばらくは呼吸をするようにとのこと。
言われた通りにベルガモットを一口。
その香りの強さに圧倒される。
しばらくは自分からベルガモットが香っていたのではないか。
コケモモもとろりと美味しかった。
次の日に再訪して別のフレーバーを試さなかったのが悔やまれる。
ちょっと歩いてオイチイチ。
カウンターには、1人で来ている地元のお客さんたち。
手作り感と海沿いらしいリラックスしたセンスのある店内。
この日の日本酒の中から、強力。
歯ごたえが楽しいコリンキーの和え物、干した小さなイカ。
きんぴら。
作りたい味が明確にイメージできて作られた料理な気がする。
海の後、家に帰る前にふと立ち寄りたくなる感じ。
お店の方に本日の趣旨と回ってきた店の話をして、どこに行ったらよいかを聞いてみる。
と、まったく知らなかった店の名前を挙げるではないか。
しかも、説明してくれた場所はさっき前を通って気になっていたガード下のような商店街の中。
他の店は閉店している小さな寂れたような商店街に煌々と灯る提灯。
カウンターは満員、外の席もうまっている。
常連さんと思われるお客さんが世話を焼いてくれ、外に席を作ってくれた。
バタバタしているお店の方たちに注文を通してくれたりで、ありがたい。
世話を焼いた後は放っておいてくれるものいい。
その常連さんのオススメなつくねとおつまみ盛り合わせ、他にレバー焼きとタコ刺し、おでんのワカメ。
特に美味しいというのではないが、なんだか楽しい。
洒落た店が続いたから、ちょうどこういう雑多な雰囲気に触れたくなっていたところ。
さあ、そろそろ〆るかね。
遅い時間まで開いている店が少ないからか、混んでいる。
ここでは何を飲んだんだっけ?
白ワインだったような。
揚げたて芋のパタタスブラバス。
トウモロコシのコロッケ。
次回はもう少し早めに来てみたいものだ。
舟をこぎ始めた人がいるから、宿に向かおう。
鎌倉の宿はどこも満室で、大船だ。
大船でどこかもう1軒とも思ったが、入りたくなるような店を見つけられず、うろつくには酔い過ぎている。
というわけで、1日目終了。
「大変!水が止まっちゃう!」の声で飛び起きる朝。
9:00から点検で断水してしまう日だったのだ。
チェックアウトは10:00だし、問題ない。
猛烈に眠いが、二日酔いはなし。
さて、今日はどうしましょ。
昼ごろには解散予定だから、中華街でお粥とお買いものかね。
まずはコーヒーが飲みたい。
そうだ!気になっていたこの喫茶店に入るチャンス。
ぴおシティ地下の花壇。
由緒正しきショーケースには食品サンプルが並ぶ。
スポーツ新聞を持ったおじさんたちで混み合う店内。
食券を買って、200円のアイスコーヒーを飲む。
そして中華街。
ご一緒した人のおすすめにより、謝甜記へ。
油条とザーサイ。
お粥はレバーのを。
底にレバーが沈んでいる。
中華粥は旨味がしっかりしていて美味しいね。
油条もまともな油を使っている様子。
みんなが頼んでいた焼きそば。
あんかけ方式。
人気店で、次から次へと客がやってきてくるくると何回転もしていた。
満席でも、粥やそばをサクっと食べて出ていく客ばかりだから、そんなには待たない。
店を出て、そういえば、野毛ドルさまがおすすめの肉まん屋があると言っていたな。
LINEで店名と場所を聞く。
武夷。
これは、教えてもらわないとたどり着けない。
大きな肉まんの他にも、美味しそうなものがたくさん売られているなあ。
奥にテーブルがあり、中で食べられるようになっていたので、肉まんを買って座る。
さすがのおすすめ。
具がゴロゴロと大振りで、手作りな美味しさ。
もちろん、ビールが飲みたくなるわけですよ。
隣の人たちが食べていたワンタンも美味しそうだったし、豆漿もあった。
次回は、ここでいろいろと食べてみたい。
買って帰りたいものがいくつかあったのだけど、すでに冷凍されているものばかりで断念。
さて、お土産を買おう。
金陵へ。
さっき立ち寄った時、11:00くらいにならないと焼きあがらないと言われたので、戻ってきた。
内臓関係を買おうと思っていたが、常連らしき人々が皆、鴨を1羽や半羽買っている。
ツヤツヤで赤みを帯びた濃い茶色の、いかにも美味しそうな丸ごとの鴨が、中華包丁でバシッバシッと切り分けられて、脂を滴らせている様が、もう、強烈に美味しそう。
これは鴨を買うしかないでしょう。
4分の1羽いただく。
上と下とどちらが良いかと聞かれ、どっちがどうかわからないので尋ねたところ、「初めてなら上にしたら」と。
それに従う。
下の方が脂が多いのだそうだ。
家に帰って食べたら、味付けも程よく、しっとりとした肉質を活かした絶妙な焼き加減で、美味しかった。
赤ワインにもよく合う。
これは半羽買えばよかったな。
いやはや、大人の修学旅行は楽しいね。
すでに次回が待ち遠しい。
野毛ドルさま、ご一緒の皆様、ありがとうございました!
さて、つづき。
福田フライまで来たら、ここにも寄っておかないとね。
みつ徳。
やさしい大将の、おからが美味しい居酒屋。
八幡をボトルで入れる。
残ったら、野毛ドルさまのキープボトルにすればいいし。
この日のお通しは煮卵。
だだちゃ豆を頼み、
出始めのサクサクできれいな翡翠色の新ぎんなん。
もちろん、おからコロッケはマスト。
記憶に違わず美味しいなあ。
しつこくない程度に甘い味付け。
涼しい風が吹いてきて、気持ちが良い土曜の夕。
野毛には、開け放ったり、外に席を設けたりしている店も多く、たくさんの人が飲み食いしている。
野毛のセーヌ川を眺めていると、野毛ドルさまが「ホッピー仙人に電気がついてる!」と。
今日は休みだと聞いていたそうだが、突撃してみるべし。
というわけで、都橋商店街へ。
このカーブがそそる。
たまたま用事がなくなったとかで、ちょうど店を開けたばかり。
通常ならこの時間には混んでいて、椅子に座ることなどできないのだけど、そんなわけで、5人でずらっとカウンターを囲むことができた。
なんというタイミングの良さ。
神は味方している。
もちろん、リアル・ハーフ・ホッピーでしょ。
仙人の作るホッピーが、やっぱり一番美味しい。
続々とお客さんがやってきて、小さな店は、ぎゅうぎゅうの満員。
飲んだら次の人に席を譲ろう。
さて次は、どうしても来たかった店、華。
前回は帰り際で、慌ただしかった。
かなり酔っていたしね。
それでも、ここの料理とママのきっぱりとした物言いのファンになったのだ。
カウンターだけの、8人も入れば満席になる中華。
お通しは、茹で鶏と、
焼豚と。
物腰のやわらかい男性のお客さんがいて、ママも一緒にみんなで横浜話をしたり。
ここの水餃子、食べたかった!
赤酢とパクチー、辛いタレがまた、イイ。
腸詰は生っぽいのが好み。
これも、前回食べて、感動したメニュー。
長芋トロフワ焼き。
本当にトロフワで、底におこげ。
マヨネーズと紅ショウガの酸味で引きしまる。
納豆オムレツ。
大根餅。
華は欠かせない。
次回も必ず野毛ツアーコースに組み入れてくださいませ。
野毛ドルさまは、あらゆる店で常連で、愛されている。
彼女の人柄から、それも納得。
常連になっても、わがままを言うような人でないし、むしろ、ますます気を使うようなタイプだからだろう。
ただ頻繁に来るお客さんというだけではない、親戚のような関係がある。
我々もその恩恵のおすそ分けを受けることができて、ありがたい限りです。
ここで、お泊りできない友達が1人撤退。
次回は最後までご一緒できますように。
次は、そんな野毛ドルさまも初めてだという店、アポロ。
気になってはいたが、足を踏み入れたことはなかったそう。
華のママが絶対に行くべきというので、やってきた。
おすすめのメニューを聞くと、「何を食べてもおいしいのよ」とのこと。
この雰囲気、しかも2階、知らずに入るには勇気がいる。
でも、そそられるよねえ。
オールドスクールなメニューがまた、イカしてる。
まず、ビジュアルにやられた。
黒いベストと白いシャツの正統派ボーイスタイルのマスターも含め、むちゃくちゃ恰好イイ。
集っているお客さんたちも、こなれている。
映る影も計算されているに違いない。
まずはウィスキーやビールなどをオーダー。
オーソドックスなチーズピザと野菜サラダ。
で、これが旨い!
薄ーいパリパリの生地にチーズがのっただけのピザなのに、一口食べて仰け反った。
うわーーー!なんでこれがこんなに美味しいんだろう!?
サラダも別段変わったところはないのに、野菜にハリがあり、美味しい。
王道なナポリタン。
これが完成型というものではなかろうか。
シーフードドリアでも悶絶。
なんでかわからんが、旨いのよ!
長年作られてきた料理ならではの、過不足のなさ。
バチっと決まっている。
普段は頼まないフルーツサラダなんてものまで、食べてしまう。
で、また目を見開いて感動する。
横浜って、洋食の本場なんですね。
そろそろワインにいきましょう。
おすすめのコード・デュ・ローヌ。
オールディーズ満載のアンティークなジュークボックスで盛り上がりつつ。
他のお客さんが帰ると、マスターがワインを1本差し入れてくれた。
で、ご一緒していただく。
横浜は、本当に港町なんだなあ。
この歴史ならではの雰囲気があり、店があり、人がいる。
どことも違う。
それを実感させてくれるのが、アポロだ。
さて、そこそこ飲んでいるので、この辺から記憶が飛び飛び。
ラーメンの石小屋へは、どうやって来たのか?
気が付いたらカウンターに座ってた。
店主であるらしきメガネのマダムが、飲み物とお通しを出したっきり、通行人にちょっかいを出し、店を出たり入ったり、駆けずり回り、なかなかラーメンを作ってくれない。
何度も「ラーメンが食べたいんだけど!」と言ったのを覚えている。
とはいえ、ラーメンの味の記憶はなし。
ご一緒した友達によると、かなり塩辛かったとか。
記憶はここで断絶しているのだが、どうやらこの後、56’s Barという店に行って、飲んだらしいですよ。私たち。
お店のお兄さんが良い人だったんですって。
私も普通に話をしていたんですって。
完全に消去されてるなあ。
もう一度行かなきゃなあ。
それにしても、全9軒。
全てが面白かったし、再訪したい店ばかり(1軒は覚えてないけど、楽しかったハズ)。
前回に続き、最高かつ最強のツアーを組んでくれた野毛ドルさま、ご一緒した皆様に、心からの感謝を。
といいつつ、修学旅行は次の日につづく。
前回の野毛ツアーのとき、その奥深き魅力の虜となり、終電を気にして満喫しきれなかったことが悔しくてならなかった。
強烈な印象を残した華のママも、「次の日に中華街でお粥を食べて帰るものよ」と言っていたし。
次回は宿を取って、泊りがけで堪能するのだと心に決めた。
そして、今、実行のとき。
泊まりは3人なので、和室が望ましい。
風呂に入って寝るだけだから、清潔でできるだけ安く、野毛近辺であって欲しい。
検索したところ、引っかかったのが、ホテル老松。
まるで合宿所のようであったが、必要なものは全てあり、快適であった。
当日、昼過ぎに横浜美術館で待ち合わせ。
奈良美智展。
個人的には、常設展示のほうが面白かった。
さて、本日のご案内役も、もちろん野毛ドルさま。
横浜駅で待ち合わせ、狸小路へ。
再開発が進みオシャレビルも立ち並ぶ街に残されたパラレルワールド。
目指すは昧珍。
現在時刻は16:30。
総勢5人なので、2階のテーブルへ。
真ん中にカウンターまであって、イカしてる。
1階は、7人くらいで満席になるカウンターのみ。
オーダーは常連の野毛ドルさまにお任せ。
ビールで乾杯。
ラーパーツァイは、口休めに欠かせない。
酸っぱく、甘さもある味付け。
中央がクリーム状のピータン。
カシラ。
野毛ドルさまが「しばらく放置して、常温に戻ってトロトロしたところを食べて」と言う。
神アドバイス。
冷たいのを食べるより舌によく馴染み、旨い!
尾。
小骨入りで、ひたすらコラーゲン。
でも、重くない。
耳。
こちらもやわらかくペタペタ。
ミミガーのコリコリとは別物。
豚のコラーゲン満載な部位って、最初は美味しいのだけど、胃にもたれがち。
でも、ここのは余分な脂がきっちり落とされているのか、全く口飽きない。
今まで食べた豚足系等の料理の中で、一番美味しかったような気がする。
酢にからしを溶かし、自家製ラー油を加えたタレを付けつつ食べるというのが、また旨い。
あまりビールを飲めない私のために頼んでくれたのが、「やかん」。
魔法のランプのようなやかんに入った焼酎のこと。
昔、お酒の隠語であったそうだ。
チャイやチャコリのように高い位置から注がれ、梅液やウーロン茶で割って飲む。
舌は、スライスとブロック、2種類の切り方のハーフ&ハーフにしてくれた。
こういう融通を利かせてくれるのも、いいねえ。
不思議なことに、切り方によって、歯ごたえや舌触りが変わる。
薄切りは滑らかでレバーのよう、角切りはより肉の繊維と脂身の部分を感じる。
これ、赤ワインに合わせたくなるね。
今度、持ち帰りをして、スパイシーな赤ワインや濃厚なフルーツと合わせて食べることに決定。
本気ですよ。
よろしくお願いします。
戻ってきました、野毛。
ぴおシティの前を通ったら、寄らずにはいられなくなった。
新しめの店だというゴールデンもつへ。
中にはTVが3~4台あって、競輪や競艇の結果を流している。
外からそれを覗き観る人がいたり。
生ホッピーで乾杯。
鶏皮パリパリ揚げ。
本当にパリッパリ。
奥は塩トマト。
鶏のたたき揚げ。
酸味の効いたドレッシングがかかってて、葱がのってて、コレ、当たりだった。
ひっそり添えられたほうれん草も正しい。
居酒屋がひしめく地下街だけに、売りや工夫がないと成り立たないのだろう。
そして、美味しい飲み物と食べ物がある店は、ちゃんと混んでいる。
地上に出たら、暗くなっていた。
福田フライで乾杯!
再訪したいと思っていた店。
オープンエアな店の奥に陣取る。
しめ鯖と生タコ。
生のタコ、好きなんだよね。
鯖のしまりっぷりも、今、まさに食べたい感じ。
串カツとアサリカツは、普通のソースと辛いソースで。
辛い方は、ニンニクがっつり。
串カツは、豚の合間に細切りした葱が仕込んである。
いくら醤油漬け。
時期的に、皮がしっかりとして小ぶり。
醤油ダレの具合が良くて、ご飯が猛烈に食べたくなる。
チートにはごっそりともやし。
ワシワシいけるね。
白モツより脂があっさりしている。
ここは煮魚など、和な料理も美味しい。
ハタの頭煮。
ぶりんぶりんの身に、絶妙に甘辛な味付け。
骨の部分をしゃぶりつつ。
常連な野毛ドルさまゆえに出された特別なおまけ。
「食べてみな」と。
サクサクしつつ、ねっとり。
何かと思ったら、金目の白子とのこと。
初めて食べた。
あー、野毛って楽しい!
夜は長い…つづく。
頻繁に訪れている友達に引率をお願いしての鎌倉散策。
お任せっきりで。
唯一希望する店は、OLTREVINO。
ご夫妻がトスカーナにいらっしゃったときから、ブログをたびたび拝見していた。
鎌倉駅で集合後、作戦会議という名の時間つぶしをカフェ・ロンディーノで。
懐かしいスタイルながら、どこかリゾート地、というか閑静な住宅地の喫茶店風情で、居心地が良い。
食事の前なのでコーヒーだけにしておいたが、トマトスパゲッティやトーストの王道な見た目にそそられた。
江ノ電に乗り、駅から少しだけ歩く。
待望のオルトレヴィーノ。
本日のご案内役である友達が、予約をしてくれていたのだ。
開店とともに入店。
ワインラベル以外の写真はNGだそう。
確かに、あの空間の素敵さや、アンティークが醸し出す独特の温度感みたいなものは、その場で味わってこそ。
もう、あるものすべてが欲しくなる。
入口脇にワインセラーがあり、イタリアワインがみっしりと詰まっている。
セレクトした方の趣味が行き届いた内容で、無駄がない。
購入して持ち帰る場合の金額が書かれていて、お店でいただく場合は、そこにプラス1,000円。
良心的だ。
反対側のガラスケースにみっしりと詰まった料理たちも美味しそう。
ハムやチーズの品揃え、素材の組み合わせを見てしまうと、片っ端から食べたくなる。
ワインはおすすめいただいたものの中から。
まずは、ヴェネトのイナマ、シャルドネ 2010。
最初に梨。
まっすぐなシャルドネで、好きなタイプ。
前菜は、オレンジの入ったキャロットラペ、舞茸のグリルサラダ、皮ごとグリルした小玉葱のバルサミコソース、鯖とジャガイモのサルサ・ヴェルデ、イカとドライトマトのマリネ。
どれも、きっちりとギリギリまで効かせた塩がいかにもイタリア。
香りや甘さ、苦みなど、組み合わせや活かし方が本当に好み。
さらに白を。
同じくヴェネトのジーニ、コントラーダ・サルヴァレンツァ。
古木から作るソアヴェ・クラシコで、マロラクティック発酵の香りが心地よい。
このワイン、とても好評だった。
プリモは、たくさんある自家製麺から好きなものを選び、これまた色々とあるソースと組み合わせる。
ジャガイモとボリジの2種のラビオリをセージバターで。
タリアテッレにはサルシッチャと黒キャベツのソース。
久しぶりにラビオリで感動した。
やはり、中の具の味がピシっと決まっているからであろう。
トスカーナのピアン・デッロリーノのピアンドリーノ 2009。
クリーンなサンジョヴェーゼ。
セコンドは仔羊。
オリーブペーストとアーモンドプードルを纏わせて焼いたもの。
アーモンドプードルというのが新鮮だし、焼いただけでなく、さらに一手間かけてあるのもイイ。
最後に白のグラスもいただいた。
ピエモンテ、ブルーノ・ジャコーザのロエロ・アルネイス 2009。
チーズの盛り合わせは、24ヶ月熟成のパルミジャーノ・レッジャーノ、ゴルゴンゾーラ、あと1つは何だっけ?
本当に素晴らしいひと時。
季節ごとに来ることを誓う。
遠路遥々も苦にならない。
タクシーが見つからないし、腹ごなしもしなきゃいけないしで、歩く。
途中、こ寿々の前を通りかかる。
ここのわらび餅、とても世話になった葉山在住の人が、時折買ってきてくれたなあ。
というわけで購入。
ご案内役様は、こちらの方とお知り合いとのことで、店内で、さらに別の知り合いグループと出くわしたり。
古き良きアメリカなビジュアルのクッキーやスコーンが並んでいて、いちいちかわいい。
ピーナツバタークッキーを買い食いし、スモークチーズをお土産に。
さらに歩いて、窯 GAMAへ。
麻薬的な味のパン屋だそう。
本当は、こちらも写真はNG。
アフリカを思わせる内装。
マニアックな品揃えのビールの中からイスラエルのビールMACCABEEをいただきつつ、トマトとチーズのホットサンドとアンチョビのフォカッチャを食べる。
ここのパン、確かに麻薬的。
油がたっぷりと使われていても、酸化した臭いはなく、むっちりとして、小麦の香りがぐっと迫ってくる。
他で味わったことのない仕上がりのパン。
どこかラフでいて、でも、本質的なことがしっかりとしている。
たびたび食べたくなるだろうし、わざわざでも買いに来たくなる。
さて、さすがに歩きつかれたし、次の目的地はちょっと離れているから、タクシーに乗ろう。
インドなど、アジアを中心に色々な国からやってきた布、それにまつわる小さなモノ。
洋服を作ってもらうこともできる店。
こういうものに弱い面々。
手ぶらでは帰れない。
目の前のロミ・ユニ コンフィチュールにも寄る。
逗子駅前からバスに乗って、一色海岸へ。
日が暮れる海を眺める。
今年、初めて夏らしいところに来たような。
ブルー・ムーンで行われるという奄美島歌のライブを聞きたかったのだが、 予定の時間になっても始まらない。
待っていたら家に帰ることが出来なくなりそうで、とりあえず逗子駅まで戻る。
でも、お蔭様で夏を楽しめた。
海プランを入れてくれて、ありがとうございます!
そろそろお腹もすいたし、逗子駅近くで何か食べようということに。
とはいえノーアイデア。
そういえば、バスから見たら、こっちの方に居酒屋っぽいのあったよね。
おっ、なんとなく良さそうな店がある。
お客さんも入っている。
つく志という居酒屋。
2階の座敷席に座ったのだが、なんだかお店のお姉さんはイッパイイッパイでぞんざいだし、周りの客も、食べ終わっていたり、料理がまだ来ていなかったりで、どんな様子か伺えない。
ビールやレモンサワーを飲みながら、恐る恐るコロッケなど3品ほど頼んでみる。
と、コロッケはシラス入りだったり、どれもなかなか美味しい。
ちゃんと手作りしている料理だ。
結局、少ないメニューの中から気になるものを片っ端から頼んだのだが、全てに満足。
特に揚げ物に秀でていたし、鯵の刺身も、さすが海が近いだけのことはあると思わせるものだった。
1階席だったら、メニュー札があったりするし、もっと最初から盛り上がったことだろう。
いやはや、完璧な夏の休日に感謝。
家で、買って来たものを見て、また、ニッコリ。
ご一緒してくださった皆様、ありがとうございました!
前から、友達の野毛飲みつぶやきが気になっていた。
それは私だけではなかったらしい。
で、野毛のお近くにお住まいの野毛ドル様の案内による、野毛散歩。
雨の土曜日、16:00に野毛駅で待ち合わせ。
まずはぴおシティというオールドスクールなビルの地下へ。
元はキンパイという名前だった、はなみちに入店。
変わったのは名前だけとのこと。
茶色くなったメニュー札が盛り上げる立ち飲みカウンターには、日本酒マシーンが鎮座。
ビールと、鮪刺し。
ハムカツにはチーズ入り。
続いては、オープンエアな串揚げ屋、福田フライ。
レバーとか、ハツとか、くじらとか。
しめ鯖やお母さんの手作り糠漬けも美味しかったなあ。
白モツは、もやしがいい仕事している。
さすが、野毛ドル様セレクト。
大将は日本料理の修業をされたそうで、ちょっと手間のかかった和のメニューもある。
出汁が効いた冷たい野菜の味噌煮込み。
そろそろ座りたいだろうと連れてきてくれたのが、みつ徳。
やけに落ち着く居酒屋。
お通しのほうれんそうの御浸しなんて、家かと思う。
ほや。
ここのおから、絶品。
甘めの味付けなのだけど、頃合いが良く、たびたび食べたくなる味。
おからコロッケも、もちろん旨い。
常連さんと一緒だからこその役得。
サービスで出してくれたイカの塩辛寿司がまた、いい具合。
ちょっと座ったから、次は立ちでも大丈夫。
宮川橋もつ肉店。
混んでいるなあ。
タイミング良く、場所を確保。
ホッピーの中身はキンミヤフローズン。
塩ユッケ!
やはり美味しい。
さらにレバーも。
コブクロは辛いタレに絡まって登場。
シロやら。
串焼きも処理がきっちりされている。
豚トロピーマンだったような?
楽しいなあ。
ここで地獄豆腐をオーダーしたのは、もちろん野毛ドル様。
辛いだけじゃない、韓国風なタレ。
自分では頼まないけれど、食べたら今の気分にぴったり。
精通した案内人のありがたさよ。
この景色。そそる。
都橋商店街。
様々な地ビールがいただける、ウナ・カサ・デ・グビグビ・エルヌビチオ。
川を見ながら、ビールの飲み比べ。
チーズ盛り合わせも。
そうそう、そろそろ、中ハイやビールじゃないものを飲みたい気分だったのだ。
店のセレクションと並びが絶妙。
都橋商店街では、トイレは鍵を借りて、共同を利用するタイプ。
でも、清潔に保たれていたので問題なし。
2階の店へ移動。
その名も、ホッピー仙人。
スナック居抜きな店内は、仙人のホッピーを目当てに来た人々で満員。
お馴染みのホッピーでも、グラスも中身もキンキンに冷えてるし、美味しさが違う。
2杯目は、ここでしか味わえないというホッピーを頼んだ。
カクテルのように、きっちりと計りながら作られる。
リアル・ハーフ・ホッピー。
美しく2層に分かれた白と黒。
ホッピー仙人との会話で盛り上がり、また小腹が空いたねと。
並びの中国家庭料理、華に移動。
餃子を頼むと、ママが目の前で皮から作ってくれる。
薬味はネギや香菜。
紹興酒をいただきつつ。
むちむち餃子、たまらない。
山芋のお好み焼きだった気がする(美味しかったことは覚えているが、そろそろ記憶があやふや)。
汁なし坦々麺。
スパイスや香味野菜の使い方が素晴らしく好み。
華でもっと色々と食べたい。
そんな気持ちを残しつつ、終電に走る。
野毛、家からかなり遠いけど、その価値以上の楽しさがあった。
こうやって、初めての街を好きになれるのも、ご案内役の技量あってこそ。
ありがとうございました!
また、次回もよろしくお願いします。
モエレ公園から札幌市内に戻って、お昼ご飯にMが連れてきてくれたのはスープカレーの奥芝商店。
平日でもいつも行列ができているそうだ。
少し早い時間だったから、15分くらいの待ち時間で席につけた。
こちらも古い一軒家を利用していて、昭和の香り。
畳の席に座る。
個性的なメニュー。
そこここにみつを的な店主の言葉が飾られている…。
2種のスープはエビかチキンか、具、トッピング、ご飯の量、辛さを選ぶ。
飲み物はスムージー各種がおすすめなようだ。
チキンスープ、やわらかチキンと特選野菜の具、普通盛りのご飯、辛さは5を選ぶ。
ブルーベリースムージーも。
野菜の美味しさが際立っている。
そして、それぞれの野菜が巨大。
ご飯は少なめでよかったかも。
くっきりと透明感あるスープ。
本当はエビスープが有名らしい。
チキンの具にエビスープはないだろうと思ったが、周りを見渡すと、そんな組み合わせで頼んでいる人多数。
次回はエビスープをいってみよう。
満足して出ると、平日の昼、雨だというのに、たくさんの人が並んでいる。
観光客ではない人が多いようだ。
それも納得、定期的に食べたくなる味。
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