ふと頭に浮かぶと食べに行かずにはいられない店の1つ、ともすけ食堂。
何度見ても浮き足立つ手書きメニュー。
さあ、今日は何があるかな。
グラスの泡で乾杯。
フランチャコルタのヴィッラ、エモツィオーネ、ミレジマート2008。
写真を撮り忘れたお通しは、シェーブルチーズを浮かべたパプリカの冷たいスープ。
大幅に遅刻してしまったので、前菜盛り合わせは取り分けで。
天然ブリの蒸しマリネ、オリーブオイル漬け、ドライトマト添え
焼き伏見唐辛子のビネガーマリネ
茹で落花生にかかっているチーズはペコリーノかな?
ラムやわらか煮とイチジクとえごまの葉とのビネガーマリネが、ともすけさんらしさ全開で震える。
トロリとしたイチヂク、それと同じくらいにやわらかく煮込まれたラム、エスニックな香りのえごまの葉を、胡麻とオリーブオイル、ビネガーが溶けあうように調和した味噌を思わせるソースがつなぐ。
個々の集合体ではなく、完全に1つになっている。
とれたてズッキーニのサラダ仕立て、パルミジャーノとレモンの風味。
シンプルだけど、はっとする美味しさ。
いくらでもいける。
ズッキーニの切り方や、パルミジャーノの粒の大きさが重要なのだろう。
組み合わせだけではない。
何気ないように見えて、レモンの効かせ具合やオイルの馴染ませぶりなど、完コピはできなさそうだ。
ワインは色だけ伝えてお任せで、ボトルを。
レ・ヴィーニェ・ディ・ザモ、ザモ・ビアンコ。
ブドウはミックス。
最初はグレープフルーツ。
タコの頭とスペルト小麦のやわらか煮、トマト入り。
タコ出汁がぎゅっとつまったスープに、パンを浸して飲むようにむさぼる。
タコは刺身かやわらか煮か、どちらかであるべきだと改めて思う。
さらに白。
コーダ・ディ・ヴォルペって、ブドウ品種なんだ!?
きつねのしっぽとは。
ドンナキアーラのイルピニア、コーダ・ディ・ヴォルペ。
カンパーニャのワイン。
ブイヤベースグラタンスープ。
この器とか、パンの大きさとか、みっしりぶりとか、ともすけさんの料理はビジュアルのそそりっぷりも常軌を逸してる。
グリュイエールチーズとパンの下には、ゴロっと丸ごとの玉ねぎ。
魚介出汁で煮込まれ、玉ねぎの歯ごたえはありつつも、甘くトロける。
寒い季節にまた食べたい。
とうもろこしとパルミジャーノチーズのリゾット。
ただ甘いだけではない。
ただとうもろこしなわけでもない。
夏、色々な店でとうもろこしを使った料理をいただいたが、今年最も心に響いたのは、コレとアルドアックのフラン。
長めの米で、きっちりとアルデンテになっているからこその一体感。
ゴーヤーと羊肉の煮込み、ペコリーノチーズ。
ジュージィに煮込まれたゴーヤーの苦さに、羊肉のスパイシーな香り、ペコリーノのひねたコク。
滋味。
アルビーノ・ロッカのバルバレスコ、2009。
やはりネッビオーロの香りが好きだ。
アンチョビナッツソースのペンネリッシェ。
ナッツを使ったパスタソースは、東京で一番なんじゃないか?
ここでも、構成要素の馴染みぶりに唸る。
ともすけさんで感動し、替えがないと思うのは、素材の組み合わせはもちろん、それがきちんと料理されているところなのだと、今さらながらに気づく。
魚介のほぐし身ソースの手打ちタリアテッレ。
ケッパーとパン粉のシャリシャリがアクセント。
名残惜しくて、チーズ盛り合わせ。
ゴルゴンゾーラ、グランカオ(羊)、グランカプラ(山羊)。
トマトのジャム、青リンゴの塩漬け。
デザートに合わせて。
ウサギラベルはポイエル・エ・サンドリのロッソ・ファイエ。
お先に立ち去ろうとする人を引き留めたのが、裏メニューのティラミス。
久しぶりに食べたけど、ちゃんと作られたものは、やはり美味しい。
ともすけさん、ありがとうございます!
プラネタのパッシート・ディ・ノート。
マローロのカモミールの香るグラッパ。
最後に白秋でしみじみ。
遅くまで居座ってしまって申し訳なかった。
いつまで食べ続けていたいと思う店。
前回についてお伝えしたところ、こらえ性のない食道楽はだまっちゃいない。
ローブリュー。
まずはシャンパン。
ボトルでチャコリを。
常連女子から「始まったから、ぜひ!」と言われていたガスパチョ。
小さいサイズをそれぞれに。
なんてきめ細やか。
うっすらとした唐辛子の辛味、野菜の酸味と甘味が完全に1つになって、クリーミーとすら感じる。
私に何かあった際の流動食は、これでお願いしたい。
前菜にフランス産ムール貝のバスク風白ワイン蒸し。
我が人生最高のムール貝。
塩加減の完璧さに目を見張った。
今まで食べたムール貝は塩辛いか塩が足りないか、どちらかに振れていて、そういうものなのかと思っていた。
塩梅よく仕上げる人もいるのだなあ。
小ぶりなムール貝は風味が凝縮している。
海の出汁満載で、野菜の爽やかさも備えたスープを、パンで舐め取らずにはいられない。
エスカルゴのブルゴーニュ風。
これも美味しいのだけど、とにかくムール貝が強烈すぎた。
野菜の歯ごたえも楽しいモロッコ風サラダは、頼んでおくと安心な箸休め的存在。
3人で分けましょう、豚のど肉と皮のパテ。
コラーゲンの旨味は凄まじいのに、雑味と重さを感じない。
さて、メインは3品頼んで、くるくる皿を交換しながらいただこう。
米沢豚骨付きロースのグリエ。
サクサクした脂の甘いこと。
赤身はむっちりジュージィ。
豚って素晴らしいね。
アンドゥイエットのグリエ。
このポテトピュレ、バターの量が半端ないのだろう。
こんなに美味しいのだから、むしろ善だけれども。
これほどのアンドゥイエットには、パリでもそうそう出会えない。
特有のアンモニア臭と内臓ならではのコクがありつつ、脂は程よく抜けていて、スルスルと食べ進めてしまう。
辛口食道楽M田さんをして、今までで最高と。
カスレがぐつぐつと。
下のほうの白インゲン豆が半分トロけて、豚の旨味を吸い込み、ソース化している。
濃ゆいのだけど、濃すぎはしない。
塩加減も、フランス料理の最も美味しいポイント、塩辛いと感じるギリギリ手前で留まっている。
ここには過去最高なものがたくさんあるなあ。
肉を食べたら赤が欲しくなり。
グラスで、ドメーヌ・カップマルタンのマディラン。
チーズの質も盛り方も、まるでフランスにいるかのよう。
濃厚さっぱりなチョコレートのソルベと、苦甘いキャラメルアイス。
ナッティでしっとりとして、ここのガトーバスクは、食べずにいられない。
なんと、本日参加できなかった友達から、お花が届いた!
感動。
次回はぜひご一緒に。
うれしさであがりまくったテンションを落ち着けるべく、食後酒。
パチャラン。
ああ、素晴らしい晩餐だった。
なのに、来ちゃった。
ロッツォ・シチリア。
テンションを抑えきれなかったということで。
グラスで白を、ポルタ・デル・ヴェント。
ブリンブリンな金目鯛のクルードとトロリと甘い巨峰、薫り高いオリーブオイル。
やっぱりね、食べちゃうよね。
スパゲッティのパスタ・コン・レ・サルデ。
今日は記憶がありますよ。
グラスで赤も、ラモレスカのネロカピターノ。
今度こそ食後酒。
自家製を各種。
常連様が席を確保してくださって、久しぶりのドン・チッチョ。
いつもながら、満席で活気がありますな。
泡で乾杯の後、白を。
テヌータ・デッラバーテのインツォリア。
まるでみかんのようだったのは、コレだっけ?次のだっけ?
インドマグロのマリネ。
イタヤ貝とビーツ、芽キャベツ、アーモンドのサラダ。
メランザーネ・アッラ・パルミジャーナ。
冷たくてトマトソースがフレッシュな夏向きのパルミジャーナ。
ヴィヴェラのサリシーレ、エトナ・ビアンコ。
カサレッチェ・コン・レ・サルデ。
この高菜っぽさ!
シラクーサで食べたのを思い出す。
ウイキョウとイワシのパスタはここのが都内最強かと。
パスタの好みには自分的流行があって、スパゲッティーニがよかったり、ペンネリガーテだったり。
で、ここしばらくはスパゲッティ。
カサレッチェのようなショートパスタに対する興味が薄くなっていても、ここのカサレッチェを食べると、イワシのソースにはこのパスタが最も合うなと思う。
茹で加減が好みなのだろう。
アサリとルーコラ、ケッパー、アーモンドのスパゲッティーニ。
白金豚のラグーとリコッタチーズの自家製タリアテッレ。
滋味深い白いラグーは、塩や煮込みの具合が絶妙。
セコンドは肉類盛り合わせにフライドポテトをプラス。
仔羊、酵素ポークのスペアリブ、短角牛のサルシッチャ。
ルーコラも。
赤ワインのおすすめを聞き、パオロ・カーリのマネーネ、チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア 2008にする。
お店の人には驚かれたけど、美味しいものは胃袋を広げるのですよ。
前菜に戻って、カジキマグロの燻製カルパッチョ、ルーコラとオレンジ添え。
フリットミスト。
グラスでモルガンテのシンツィリ、チーズやサラミ、ドライフルーツを盛り合わせていただいて、シメ。
気持ちを高揚させる料理たち。
久しぶりのロッツォ・シチリア。
奥のテーブル席を貸し切って、料理教室つながりな人々の大宴会。
自分を含む、しし座のお誕生日会を開いてくれるそうな。
ありがたい。
ワインはもちろん、イケメンにお任せ。
乾杯はデューカ・ディ・サラパルータ。
特別なメニューまで作ってくれている!
幸せですよ。
この時点は、まさか本当にベロベロで帰ることになるとは、思っていなかったなあ…。
さあ、食べよう飲もう。
カラヴァリオのサリーナ。
やはりマストなパネッレ。
熱々を手づかみでホクホクと。
茄子のカポナータ。
アグロドルチェっぷりが、シチリアだなあ。
本日のベストだと言う人多数なのが、サバの軽い燻製にキウイ、キウリ、ミント、茶豆のマリネをのせたもの。
コッタネーラのエトナビアンコ。
お、
なんと!
サザエ、ホタテ、ムール貝とスイカのサラダ。
大人数で来てよかった。
最後にオリーブオイルを一匙。
食べるほどに美味しい。
小さいころ、スイカには塩をふって食べたね。
貝の旨味とシャリっと甘いスイカをつなぐのが、塩とオリーブオイル。
かわいいカップは、このお酒のノベルティだとか。
ピアナディチエリのカタラット。
ロッツォで肉料理!?
金華豚のアリスタとクレソン、白インゲン豆のサラダ。
ローズマリーのペーストが埋め込まれたローストポーク。
下のサラダも旨いね。
ブラティーナといろいろなトマト。
やわやわのモッツァレラは香る。
グルフィのヴァルカンツィリア。
さあ、パスタだ。
タリオリーニ・アッラ・ノルマ。
リコッタサラータをかけてくれているのがうれしい。
シチリアだもの。
テヌータ・デッラバテのシャルドネ。
大鍋が登場。
金目鯛、白イカ、エビのリゾット。
しみる。
この緑は何だっけ?
味的に活躍していたのに。
グラーチのエトナ・ロッソ 2009。
ふと見ると、カウンターに知った顔が。
たまたま食事に来ていた友達たちに遭遇して、テンションが上がる。
メインが肉!
和牛のインヴォルティーニ。
肉を肉で巻いている。
細かいパン粉が香ばしい。
やった!
憧れの名前入り赤パン君。
皆様、ありがとうございます!
さて、酔っぱらったので、電車を放棄。
別件後に合流してくれた友達にも会えたうれしさで、ますます酔う。
そろそろ記憶のテープが切れかかってます。
白に戻って、イル・ポッレンツァのブリアネッロ。
フレスコバルディのベネフィツィオ。
自家製食後酒各種が出ているのに、
なぜ?
パスタ・コン・レ・サルデをスパゲッティで。
って、コレ、確実に自分のオーダーだ。
すごくよくわかる、その気持ち。
さぞや美味しかっただろうに、覚えていないって、悲しい。
なぜか、どうやらそこまで酔っぱらっているようには見えないらしく、自分でもその時なりに状況判断をしている節がある。
料理やワインの感想も話しているそうだ。
で、節度も限度もないから、突き進んで食べ続けたり飲み続けたりするのだけど、次の日、猛烈な満腹と二日酔いで目が覚める。
飲んでいる途中で気持ち悪くなったり、寝ちゃったりする人は、そこまで飲まないから二日酔いがないと言う。
どちらがマシなのか?
ともあれ、ここの料理は、「シチリアだったら、こうあってほしい」というお約束がきっちりと守られているのが好き。
魚介モノにはチーズを使わないのが鉄則だけれど、代わりのコク出しにパン粉を用いたり。
ダンテ・リヴェッティのブリッコドーロ。
まだ飲むんだ。
おぼろげながら、率先してお願いしていた記憶がございます。
ジーニのラ・フロスカ。
フリット・ミスト…。
飲むだけってのはできないんだよね。
知ってるよ。
野菜で揚げてるとか、食べたいよね。
近所にお住まいで、ロッツォが家の食堂化している方が駆けつけてくれて、楽しかったことは覚えています。
この赤は何だい?
ロッツォの皆様、そして、これだけの大きな会を一人で仕切ってくれた幹事様に心からの御礼を申し上げます。
参加の皆様、これに懲りず、またぜひご一緒してください。
祝われるのが苦手だけど、知ってる人も知らない人も、みんなで集まって飲み食いするのは楽しいねえ。
なお、ここで何か約束をしておりましたら、覚えておりませんので、お知らせください。
もし、早目に仕事が終われたら夕飯でも、という約束をしていた金曜日。
珍しく、どうにかご一緒できそうな時間に終わることができた。
が、もちろん店は予約していない。
さて。
友達がいろいろと電話をかけてくれて、やっと席を確保できたのが、渋谷のバカリ・ダ・ポルタポルテーゼ。
サローネ系列。
千歳会館近くの雑居ビル2階、奥まったところにある。
なんだかこの感じ、記憶があるぞ。
夜の料理は10品で構成される3,500円(コペルト別)のコースのみだそう。
気温が上がってきて、そろそろビールが美味しく感じられるようになってきた。
まずは一杯。
モレッティの小瓶を。
鶏肉のパテ、カネロニ仕立て。
パスタでなく、ゴーフルのようなパリパリの薄い生地で鶏肉のパテを巻いてある。
ジャムのようなフルーツのような甘さや、トリュフの香り、添えられたシナモン。
構成要素の多さが美味しさにつながっている。
赤海老のブレザオラ。
塩〆してある海老はぎゅっと引き締まり、ブリっとしつつ、トロリ。
魚介のヴァポーレ。
ハマグリの出汁に白身魚とムール貝。
オレンジが香るがその酸味がないぞ。
オレンジオイルをひとたらししているとか。
このオイル、魚介のマリネにも合いそうだし、家に欲しい。
白ワインをグラスで。
ビオ揃い。
力強いおすすめが楽しい。
スロヴェニアのイタリア国境沿いのワインだそう。
ヴァルテル・ムレチニックのレブーラ 2005。
葡萄はリボッラ・ジャッラ。
開けた時からピンク色で、酸味が強い。
ファゴッティーニ、小柱とパプリカ2種のソース。
添えられた赤玉ねぎのマリネや胡桃が歯ごたえのアクセント。
白身魚のアクアパッツァ。
半生っぽいアサリの火の入り具合に盛り上がる。
ニンジンのズッパ。
クルトンに何か工夫がされていたような。
自家製サルシッチャとトレビスのビチ。
素材の組み合わせがそそる。
トレビスの苦味が好きだ。
グラスで赤を。
グラスワインも種類が豊富だ。
カーゼ・コリーニのヴィナイオータ 2005。
ここのワイン、素直に美味しいよなあ。
仔羊のアグラッサート。
仔羊を赤ワインと豚の脂で煮てある。
ペコリーノと、レモンのソース。
これがカーゼ・コリーニのワインと合うんだ。
スパゲッティ・ポモドーロをお好みの量で。
懐かしいスタイル。
やっぱり美味しいな。
デザートに合わせてくださいと出してくださったのが、アマレット。
ディサロンノ。
杏仁だ。
チョコムースとオレンジのセミフレッド。
唐辛子のペーストも添えられている。
確かに、ディサロンノとぴったり。
ああ、これは今は無きシチリアーノだ。
さまざまな風味が入り混じった料理は、奇異でなく美味しいのに、じわっと浸みこんでくるような驚きがある。
合わせるワインがビオで、どこか水っぽさを感じさせるサービスの方の熱意とワイン愛に高揚させられたり。
そして、この場所。
店の小ささ。
あの代わりが見つからないと思っていたら、同系列にあったとは。
コストパフォーマンスはむしろこちらの方が高いかも。
渋谷にあって、大人な客層というのもうれしい。
メニューが変わるたびに訪れたい。
我らが隊長がタイで料理修行をするという。
滞在予定は10カ月。
寂しくなるのう。
10カ月って案外すぐだけど、でも、長い。
実は敷居が高い下町で、リラックスして飲み食いできたのは、隊長のおかげだ。
どこでも常連で、かわいがられている。
食べるべきもの飲むべきものを知り尽くしているうえ、同行する人の好みに配慮して、押し付けることをしない。
集中力と記憶力が凄まじく、国や値段を問わずにあらゆるワインを、そして日本中の日本酒を飲み、データベースは計り知れない。
聞かれるまではそれを出さない賢さもある。
限定せずに気になるものをよく食べ、よく飲み、好きなものを好きと言う。
やらかすときは、全力でやらかす。
そんなこんなで尊敬して余りある友達の門出ですから、祝いますよ。
場所はともすけ。
ここの料理は、ここでしか食べられないから。
常連さま、アレンジその他、ありがとうございます!
乾杯!
モンテロッサのプリマ・キュヴェ。
この日のお通しは、新大豆と新黒豆のやわらか煮、リコッタチーズとパルミジャーノ和え。
8人だから、ボトルもすぐに空く。
勝沼醸造の祝、甲州。
日本も中国も西洋も混ざる家の食事に役立ちそう。
カルチョーフィと香菜とペペロナータ。
ペペトナータを細く切っているのもポイントだな。
蒸したコシアブラ、ヤマアサツキ、行者ニンニクをアンチョビで。
山菜の苦味とアンチョビがビチっとハマる。
バッカラマンテカート。
クリーミーだけど軽やか。
ここの料理は、輪郭がくっきりとしているところが好きだ。
骨までつぶした真イワシのパテ。
ジャコ天のような香ばしさ。
オリーブオイルとバルサミコで、生臭さはない。
そのパテがパンと合うんだ。
まだ白。
フランツ・ハースのピノ・ビアンコ。
アジは初夏の風味のタルタラ。
ミョウガ、エシャロット、新生姜入り。
魚の新鮮さにも目を見張る。
カンパチの蒸しマリネ。
ドライトマトと一緒に口に入れると、新しい美味しさ。
よくこの組み合わせを思いついてくれました。
エルメス・パヴェーゼのブランド・ド・モルジェ・エ・デ・ラ・サッレ。
隊長がワインを嗅ぎ、味わい、述べる感想は、いつもクイズの答えのようで楽しみ。
それもしばらくお預けか。
しばらく来られなくなるなら、やはりこれも食べないと。
ウニ入りトラパネーゼソースのタリアテッレ。
自家製ふきのとう味噌とペコリーノチーズのタリアテッレも。
がっつりと苦いのに、白味噌が入ったような繊細さもあるふきのとう味噌だからこそ。
ジャガイモ、ケッパー、春キャベツ、アンチョビ、バジルの入ったジャガイモのパイ。
ケッパーとバジルがいい仕事してる。
そろそろ赤かね。
ヴァルディカーヴァのロッソ・ディ・モンタルチーノ。
オニオンブイヤベースグラタンスープ。
魚介出汁炸裂。
落ち着くわー。
アズィエンダ・カザーレのヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ。
順序完璧!
ここでこれを出してくれてありがとうございます。
辛口トマトソースのカサレッチェ。
リセットされた。
牛スジ肉と鶏肉のやわらかほぐし、サスサヴェルデソース。
ピアッジャの、イル・サッソ・カルミニャーノ。
牛すね肉の白ワイン煮込み、牛モツ入り。
ソフリットの甘さ。
これも食べておかなくちゃ。
ミョウガとエシャロット、山羊のチーズのリゾット。
白に戻ろう。
レ・ヴィーニェ・ディ・ザモのチンクアンタンニ。
赤の後でも、全く違和感がない。
さらに、カサル・ファルネートのチマイオ。
時間ぎりぎりまで一緒に飲み食いし続けよう。
山羊のチーズの盛り合わせ。
甘く煮た蕗が山羊のチーズと合うなんて。
最後はニコシアのジビッボ。
シャープな甘さ。
あー、ともすけは今日も美味しかった。
そして、笑ったなあ。
大人になってこんな友達ができるとは、いまだに不思議だ。
隊長、いってらっしゃい!
SNSで繋がり続けていられる今、世界は狭い。
タイからのレポートを楽しみにしています。
10か月後、東京でまた集まって飲み食いするのが、今から楽しみで仕方がない。
年季が明けて、ちょっとほっとした土曜日に、タイミングよくお誘いいただいて、銀座のファロでランチ。
日の光が燦々と降り注ぐ、ゆったりとした店内での食事は、格別。
料理もワインもお任せで。
スプマンテはカ・デイ・フラーティのキュヴェ・デイ・フラーティ・ブリュット 2009。
グリンピースのスープはチーズとの組み合わせ。
次の料理に合わせての白。
ヴェネトのスアヴィア、ソアヴェ・クラッシコ 2010。
ソアヴェと聞くと、シャバシャバした酸味の強いワインかと身構えるが、コクがあり、美味しかった。
樽香も技巧的でない。
出た!
モリーユと白アスパラ。
ご一緒した常連様が、ここのモリーユ料理の大ファンとのこと。
野菜の前菜で、こうやってサーブしてくれるなんて。
うっとり。
ご立派な白アスパラはロワール産。
モリーユのクニクニとして舌にコロコロと当たる食感と、凝縮した香り。
ソースは鶏の出汁。
この満足度の高さといったら。
白アスパラには濃い目のソースが合うね。
次は、桜を意識したロゼ。
アマルフィのものだとか。
サン・フランチェスコのコスタ・ダマルフィ、トラモンティ 2011。
桜鱒のコンフィ、トラパネーゼソース。
パプリカとケッパーの酸味が、ロゼと合う。
ビオらしい風味で、黒いグラスに注がれていたらスコッチだと思うかも?という白。
サルディーニャのアルベルト・ロイ、イゾラ・デイ・ヌラーギ、レイラ 2007。
ラビオリの中身はイベリコ豚のサルシッチャ。
空豆、パルミジャーノ・レッジャーノ。
サルシッチャの熟成した肉の味わいと、粗挽きな肉の歯ごたえが活きている。
ドーン。
メインは4人だからこそ頼める逸品。
ギャートルズ的ジゴ・ダニョー。
もちろん内腿。
トスカーナ、テヌータ・サン・グイードのグイダルベルト 2003。
まるでカツオ出汁のようなアミノ酸。
2か月ほどの北海道産仔羊、ジュとマッシュルームのソースを2層で。
この仔羊、下品にならないギリギリのところまでの獣臭があり、美味しい。
これを世界中に輸出するべきではないかと、そんな話が出るほどに。
さらに、その仔羊のレバー、ハツ、ロニョンまで。
羊の内臓を食べたことって、あったかな?
レバーは瑞々しさがあり、ちょっと鹿のレバーと似ている。
出色はハツ。
デザートはワゴンから。
日向夏のソルベ、キャラメルのジェラート、クレーム・カラメル、マチェドニア、ピスタチオのタルト生地にイチゴ、ババ。
ここのクレーム・カラメルのなめらかさとコクは異常。
最後、この日のワインを手書きでリストにしたものをくれた。
こういう心遣い含め、素晴らしいレストランで、行くたびに感動と学びがある。
ありがとうございました!
鈴木屋からの
ロッツォ。
こちらも開店早々。
まずは白。
もちろんボトルで。
おすすめいただいた3本から、
シリオのヴァッレ・ガルフィーナ、エトナ・ビアンコ。
まっすぐな美味しさ。
ここに来てパネッレを頼まないなんて、ありえない。
シチリアからヒヨコ豆の粉を持ち帰った時、家で作ってみたけど、加熱しながら練るのに難儀した。
作るもんじゃない、食べさせてもらうもんだ。
ホウボウのクルードに文旦。
また文旦の季節がやって来ましたな。
この料理には、これくらいの苦味がある柑橘が合う。
トマトとジャガイモ、赤玉ねぎやケッパーのサラダ仕立て。
トマトは小さいのと大きいの。
ジャガイモも色々で、黒いジャガイモが入っていたり。
歯ごたえや風味の違いが面白いし、乳化したドレッシングの塩梅が好き。
野菜のごった煮の滋味深さには、毎回やられる。
入る野菜がその時によって違ったり。
ピエトラドルチェのアルキネーリ 2009。
エトナ・ロッソ。
これ、シチリアに旅行した時、帰りに寄ったローマで買って帰ってきたな。
やっぱり美味しい。
パスタ・コン・レ・サルデを頼んでいたら、「メニューには書いていないおすすめのパスタがありますよ」というささやきあり。
それ、追加で。
海老出汁爆発の海老とズッキーニ、サフランのフェットチーネ。
スパゲッティ・コン・レ・サルデも。
上にふりかけるのは、やはりパン粉ですよね。
鈴木屋後だし、諸事情により最近食事が控えめだったから、なんだか満腹な気がする。
と思っていたら、ご一緒した友達の噂のお姉さまとそのお友達が登場。
面白すぎて、ワインが進む。
もう1本いきますよ。
フォンツォーネのグレコ・ディ・トゥーフォ 2010。
お姉さまたちは、こちら。
バルジェーラのロッソ・ディ・ヴァルテッリーナ。
ここで生ハムって、初めて。
覚えてないけど。
いやー、楽しかった。
CDレビュー的に言うなら、駆け抜ける疾走感。
行こうと言っていた店が定休日だとか。
さて、どうするか。
そういえば、ブリッコラのシェフ&サービスの方が開いたお店にまだ行けていない。
ということで、ダ・オルモ。
4人で。
毎度遅刻で申し訳ない。
トレンティーノ・アルトアディジェのタスケレルホフ、シルヴァネール。
全粒粉なパンが香ばしい。
前菜は盛り合わせで。
兵庫県産牡蠣の香草風味、中勢以熟成肉カメノコのカルネサラータ、イタリア風のザワークラウト、センマイに塩とオリーブオイル、レモンが香るタコとジャガイモ、馬のカルパッチョ。
それぞれに感動あり。
特に、舌に吸い付くようなカルネサラータと、タコがやわらかく、レモンが香り、酸味もあるがジュレも入りで味わい深いタコ&ジャガイモはお代わりしたかった。
ワインに詳しい人が、オススメされたボトルの中で、1本目でなく2本目に飲むべきものだと判断したのは、同じくトレンティーノ・アルトアディジェのジーノ・ペロドッティ、ノジオーラ 2009。
さすが、順序完璧。
トロピカル。
ここに来たからには、の真鯛のラサ。
料理はすべて、1人分ずつに分けて出してくれる。
魚介爆発の中に、トマトの清涼感。
ギリギリまでしっかりと塩を効かせてあるから、旨味が立つのだなあ。
イタリア料理で塩が足りない時ほど悲しいことはない。
半分ずつのお頭側をいただきました。
ヤマメのトローテ・イン・ブル。
北イタリアで修行されたシェフだからこそ。
馴染みのないメニューが多くて、楽しい。
さて、赤に行きますか。
エリザベッタ・ファネッティのロッソ・ディ・モンテプルチャーノ 2008。
熟成但馬牛のボロニェーゼを食べたいけど、長い乾麺が食べたい。
そのまま伝えたところ、快く応じてくれた。
スパゲッティーニで。
ここのボロニェーゼは挽肉というより乱切り肉なので、肉自体を噛みしめられる。
蝦夷豚内臓のグラタン。
グラタンというから、もっとジャガイモなんかと重ねてあるのかと思ったら、内臓のトマト煮にチーズをのせて焼いたもの。
ただクニャクニャとした歯ごたえだけの寂しいトリッパを出す店が多い中、しっかりとした内臓の風味がたまらん旨さ。
トマトが引き締め盛り上げる。
ワインがさっきのでは軽いかも。
ということで、それは置いておいて、別のボトルをお願いする。
結局、カンティーナ・ジャルディーノのドロゴーネ 2006。
果実味とスパイシーさが求めていたものに合致。
肉は盛り合わせていただく。
熊本県産馬ヒレ肉の炭火焼きと、自家製蝦夷豚ソーセージ。
付け合せにはチイタケも。
最後に白が欲しくなるわけで。
パルメ。
ヴィッラ・オルサーラの白の方も。
ワインボトルが並ぶと楽しいね。
2005年7月 イタリア出張 2006年夏 ブラジル 2007年冬 ソウル 2007年夏 南イタリア 2008年秋 香港 2009年12月 ソウル 2009年2月末 アムステルダム 2009年9月 ローマ、ナポリ、チレント 2009年 阿蘇・久住・高千穂 2010年 札幌 2011年4月末 ローマ・タオルミーナ・アグリジェント・パレルモ 2012年4月 台北 MILANO 出張 NY PARIS 出張 SPAIN 出張 スヌ子の料理教室レポ ホームでパーティ 大人の遠足 家ワイン ・ 家飯 日本:東京以外 東京:イタリア料理 東京:スペイン料理 東京:タイ料理 東京:ビストロ的でもありトラットリア的でもあり 東京:フランス料理 東京:中華 東京:他 東京:和食
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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